画像:あずきでっち

   あずきでっちは、東成瀬村の代表的なおやつとして親しまれ、椿台地域でも昔から伝わっている郷土料理です。

  材料には、あずき、もち米、砂糖を使います。作り方は、あずきと生のもち米を一緒に煮たものを練っていくのですが、この練り方によって、もち米の粒の大きさや色が多少違ってきます。この練っていく時に「でっち、でっち」と音がする、ということから「あずきでっち」と名付けられたという説があるそうです。
 
 そうして練り終わったものをバッドなどの型に入れて冷やしたら、あずきでっちの完成です。材料はいたってシンプルですが、作り方の過程によっては、大きさも見た目も違ってくる、まさに「各家庭のお母さんの味」ともいえます。
 
 「あずきでっち」の甘さと、モチモチとして食べ応えのある食感は、お茶請けや小腹がすいた時にもピッタリの一品。さらに、日が経っても不思議と固くならず、日持ちするおやつとしても重宝しています。
 
平成24(2012)年5月掲載

こちらの記事もおすすめです

まるごと自然館

  豊かな自然環境が残る奥羽山脈に位置する東成瀬村。椿台地域にある旧椿川小学校をリニューアルして作られた「まるごと自然館」は、東成瀬村近辺の自然について学べる施設です。施設内には、秋田、岩手、宮城の三県にまたがる...

自然・施設

体験施設

椿台集落会の活動

  地域の維持管理やレクリエーションの主催などの活動を行っている椿台集落会ですが、活動の中で特に重要なのが「普請(ふしん)」と呼ばれる地域の共同作業です。 5月初め、水路を整備する「春の堰普請(せきぶしん)」から共同...

地域活動

地域団体

仙北道(せんぼくみち)の歴史

  仙北道(みち)の歴史は、はるか平安の時代にまで遡ります。 決まった名称がなく、手倉越、中山道、せんだい道、せんぼく道など様々な名称がありました。パンフレットでも、岩手県側では「仙北街道」、秋田県側では「仙北道...

歴史

地域の歴史