里芋のことを秋田の人々は「いものこ」と呼びます。
とろりとして粘り気があり、味わいも深い里芋は、冬の鍋料理に持ってこいの食材。秋田では親芋(種イモ)の横に出る芽を「子」、さらにその横から出る芽を「孫」と呼びます。
堀回地域で食されている「いものこ団子」で使用するのは親芋の部分。ぬめり気のない親芋をすり潰し、片栗粉で団子にして茹であげたホクホクの団子に甘いゴマだれをかければ「いものこ団子」の出来上がりです。
タレを工夫すれば甘党から辛党まで様々な味を楽しめます。
また、いものこ団子は法事の場で精進料理としても活躍します。
こちらの記事もおすすめです
冷や汁(ひやじる)
キュウリ、シソの葉、ミョウガを、小口切りで食べやすい大きさに刻み、生味噌を溶いた冷たいだし汁に入れれば、ひんやりした冷や汁のできあがり。熱をまったく使わない夏の秋田の郷土料理です。暑さで食の進まない夏場を乗り...
食
郷土料理
伊勢鉢清水
中世の羽後町において西馬音内を治めた小野寺一族が、茶をたてる際に使用したと伝えられる名水が、堀回の田園の一角にあります。 「伊勢鉢(いせばち)」と呼ばれるこの湧水は別名「お清水さん」とも呼ばれ、地域の人々の信...
自然・施設
湧き水
堀回地域の歴史
-小野寺氏を偲び、慕う- 堀回を含む元西地域は、「元西馬音内」という古名から「元西」と呼ばれています。その名のとおり、もともとはこのあたりが「西馬音内」の中心でした。 地域現在の元西小学校の敷地と背後の山には...
地域活動
地域団体