日本さくら名所100選「真人(まと)公園」
横手市亀田地域の東側に位置する、標高391mの真人山(まとさん)を中心とした公園で、総面積は54,600㎡。前九年・後三年合戦で活躍した武将・清原真人武則(きよはらのまひとたけのり)が居城したと伝わることから真人の名がつけられました。
横手市亀田地域の東側に位置する、標高391mの真人山(まとさん)を中心とした公園で、総面積は54,600㎡。前九年・後三年合戦で活躍した武将・清原真人武則(きよはらのまひとたけのり)が居城したと伝わることから真人の名がつけられました。
大正天皇即位を記念して公園として整備されることが決まり、秋田市・千秋公園、横手市・横手公園と同じく長岡安平(ながおかやすへい)により作庭されました。りんご畑に囲まれており、ボート漕ぎができる池やフィールドアスレチックを楽しむことができるほか、平成2年(1990年)、日本さくら名所100選に選出された桜をはじめとした四季折々の花が見事な公園です。桜の見頃は例年4月下旬頃で、桜に10日~2週間遅れてりんごの花も見頃を迎えます。
また、戦後すぐに大ヒットした映画「そよかぜ」のロケ地として使用され、園内には「リンゴの唄」歌碑と、主演女優並木路子の顕彰碑が建てられています。
毎年4月末には「元祖たらいこぎ競争」、8月には「元祖たらいこぎ選手権」が開催されます。旧増田町に10軒あまりの造り酒屋があった頃、酒造りに使った樽やたらいのたがが緩まないように、現在の真人公園の池に浮かべてありました。それに若者が乗って遊んだのが始まりと言われる伝統行事です。現在では、池に42.195mの直線コースが設けられ、直径90cm、深さ40cmのたらいに乗り込み、バランスをとりながら手でかいて進んで早さを競うユニークな競技になっています。転覆する人、くるくると回ってしまう人、上手に進む人。個人部門、団体部門などがあり、大きな声援を受けて競技は盛り上がりを見せます。
平成25(2013)年8月掲載
【真人公園所在地】
●住所:秋田県横手市増田町増田真人山真人公園
●住所:秋田県横手市増田町増田真人山真人公園
【お問い合わせ】全日本元祖たらいこぎ選手権大会
(たらいこぎ選手権大会実行委員会)
●開催日:8月16日
●電話:0182-45-3003(横手市商工会増田支所内)
●電話:0182-45-3003(横手市商工会増田支所内)
こちらの記事もおすすめです
りんご染めの女性グループ「プリティアップル」
横手市増田地域には、地域の特産のリンゴの皮や枝を使用したりんご染めの作品を製作する女性有志のグループがいます。 平成23(2011)年、この年の大雪でりんご農家はこの先数年間にわたる大きな被害を受けました。「増田...
買う
地域団体
真人発電所の遺構
横手市亀田地域の南側を走る国道342号沿いに、緑の中に埋もれるようにして真人(まと)発電所の遺構がひっそりと眠っています。 葉たばこの生産が盛んだった旧増田町でしたが、明治37年(1904年)、煙草専売法の施行に...
歴史
史跡
雄平フルーツライン
鳥海山とりんご畑の競演 横手市亀田地域でオススメのドライブコースが「雄平フルーツライン」です。横手市~湯沢市稲川を結ぶ総延長14.6㎞の広域農道で、横手盆地を見下ろしながら、遠方の鳥海山も望める絶景スポットとなっ...
自然・施設
ビューポイント