白岩の歴史と文化を代表する古刹
中世、現在の仙北郡一帯を統治した戸沢氏の配下・白岩盛基によって創建された雲巖寺は、みちのくの小京都・角館とは異なる武家の空気を感じられる寺院です。境内には重要な造形物が数多く残っており、見所は何といっても秋田県の重要無形文化財に指定されている山門です。この山門には東北の左甚五郎と呼ばれた高橋市蔵制作の仁王像が設置されており、今にも動きだしそうな躍動感を味わえます。2体の像は、1本の大木の上部と下部から切り出されています。山門の正面に向かうとすぐ左手、鎮守稲荷堂の近くには、かつて、樅(もみ)の古木がありました。これが落雷で枯れてしまい、樅の木を惜しんだ当時の住職が、高橋市藏こと、かの有名な「ドンパン節」の作者である「名工・円満造(えまぞう)翁」に依頼して、仁王像の制作が行われることになったのです。
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