由利本荘市坂之下集落を横切る子吉川には、鮎を目当てに釣り人が多く訪れます。地元では、鮎がたくさん捕れるため、自宅の冷蔵庫で鮎を保存している家庭が多く、鮎を使った料理は昔から食べられているもの、最近創作されたものなど、様々なバリエーションがあります。
鮎を冷凍保存する前に、とれたての鮎の腹を開いて中のワタを取り出しておき、使う時まで冷凍しておきます。使う時は炭火で炙ると、川臭さがなくなるそうです。取り出したワタは、塩辛のような感覚でお酒のおつまみとして食べられ、「鮎味噌」、または「うるか」と呼ばれ、お父さんたちに人気の料理です。
鮎味噌の他にも、坂之下集落で作られている鮎料理は、鮎めし、鮎のすまし汁、鮎の一夜干しのから揚げなどなど、鮎尽くしの贅沢な食卓が目に浮かびます。
鮎めしは、炭火で焼いた鮎を醤油で漬け、鮎5、6匹をご飯と一緒に炊き込み、一度鮎を取り出し、骨を抜いてご飯と一緒に混ぜ込んだシンプルな料理ですが、集落の方々のお気に入りの一品でもあります。
鮎のすまし汁は、鮎をまるごと入れてダシを取り、豆腐やネギ、茄子の千切りと一緒に薄醤油で味付けをしたら完成です。鮎のすまし汁は、坂之下集落でずっと食べられてきた料理です。
こちらの記事もおすすめです
荒倉館
国道108号線沿いに、「荒倉館(あらくらだて)を望む」という標柱があります。そこから見る峻厳な山こそ、矢島の英雄「大井五郎満安(おおいごろうみつやす)」が最後に立てこもった「荒倉館」です。 『由利町史 改訂版』には...
自然・施設
歴史
ビューポイント
史跡
坂之下の「才の神焼き」
「才(サイ)の神焼き」は由利本荘矢島地域に古くから伝わる小正月行事です。家内安全、無病息災を願い、また水神様を祀り夏場に水が枯れないように祈るお祭りでもあります。ここ、由利本荘市の坂之下集落でもずっと昔から守...
伝統行事・イベント
小正月行事
移動式ピザ窯
由利本荘市では、平成23(2011)年から市の「農村集落元気づくり事業」や「地域力創造アドバイザー事業」を活用したピザ窯を設置する地域が増えました。由利本荘市矢島の坂之下集落でも平成23(2011)年にピザ窯が設置され、...
地域活動
その他