一般的になじみの薄い「鳶舞茸(トンビマイタケ)」は、ブナの立ち枯れ木の根元に生えるキノコの一種で、秋田県内では夏に生えるキノコとして知られています。由利本荘市中直根(なかひたね)地域では「鳶舞(とびだけ)」と呼び、鳶舞の炊き込みご飯がお盆の定番料理になっています。
鳶茸は古くからお盆のお供えものとして重宝されてきました。そのときに使用して乾燥した鳶茸を煎じてお茶にしたのが鳶茸茶の始まりといわれています。その昔、中直根の行商が鳶茸を売りに歩いていたと言われ、貴重品のため、羽後町の西馬内盆踊りでは飛ぶように売れたとか。
見た目はほうじ茶のようです。飲む前にひとつまみの塩を加えると独特の渋みが薄まって飲みやすい口当たりになります。
平成22(2010)年4月掲載
こちらの記事もおすすめです
法体(ほったい)の滝
由利本荘市中直根(なかひたね)のメインストリートである県道70号線をさらに奥へと進んでいくと、百宅(ももやけ)地区を過ぎ、やがて「法体の滝」に至ります。「法体の滝」は日本の滝百選にも選ばれた名瀑です。 滝は一...
自然・施設
滝
ピザハウス「菜五味(なごみ)」
由利本荘市中直根(なかひたね)地域の直根環境改善センターの前に、平成23(2011)年、立派な石窯が完成しました。由利本荘市西目町の講演会で出された「石窯ピザで地域を盛り上げよう!」というアイディアを基に中直根で制...
地域活動
世代間交流
年中行事「星祭り」
鳥海山の東部山麓、標高250mに位置する由利本荘市中直根(なかひたね)地域。高原のため空に近く、夜空に輝く星々がひときわ煌(きら)めきます。 「鳥海町史」によると直根地域では年に4回も星祭りを行ったと言います。星...
伝統行事・イベント
伝統行事