男鹿市中石地域の盆踊りは、住民の80歳代の方が「物心ついたときにはもう盆踊りが行われていた」と話しており、始まりははっきりしませんが、昔から受け継がれてきた行事です。
中石公民館の広場に建てられたやぐらの上でうちならす太鼓のリズムは、地域の若者たちが代々受け継いできました。
中石の盆踊りの特徴は、踊りが5つあることと、参加する皆さんの仮装姿です。5つの踊りには、男鹿市の各地域で踊られている「だだだこ盆踊り」も組み込まれています。そのほかにも「北海盆踊り」や「だぐづき」と呼ばれる踊りもあります。
参加者の皆さんの、その年の流行に乗った仮装姿は会場を盛り上げます。それぞれの仮装グループで競い合い、優勝、準優勝、3位、果樹組合賞、青年会賞と様々な賞が贈られます。毎年賞品は変わりますが、その賞品は豪華で、昔仮装で優勝したことがあるお母さんは、砂糖1㎏入りを20袋ももらったことがあったと言います。
地域の方に「中石の行事といえば何ですか?」と聞くと、すぐに盆踊りの話題が上るほど、盆踊りは地域に根付いた行事となっています。楽しかった思い出についての話題も尽きることはありません。
盆踊りには県内外から帰省した方々も参加し、老若男女が集まるコミュニケーションの場としても一役買っています。
平成26(2014)年2月掲載
こちらの記事もおすすめです
広報「たかおかさん」
「広報たかおかさん」は男鹿市の中石自治会が独自に作っている広報紙です。名称は地域の北西に位置する「高岡山(たかおかさん)」から取りました。年2回(3月、11月)発行し、男鹿市の広報紙と一緒に自治会の広報係が全83世...
地域活動
その他
あんぷらのお塩煮
秋田県男鹿半島では「じゃがいも」のことを「あんぷら」と呼びます。呼び名の由来には諸説ありますが、オランダ語の「アンプール」が語源ではないかと言われています。アンプールはりんごを意味し、じゃがいもはりんごのよう...
食
郷土料理
中石クリーン会の看板
男鹿市の中石(ちゅういし)地域にある「中石果樹会館」の前を通る道路沿いに4枚の看板があります。中石の住民で構成する「中石クリーン会」が地域のクリーンアップを目的に制作した看板で、「ゴミを捨てないで」「自然は大切...
地域活動
環境整備