安田さんは安全寺自治会の会長を務めていた頃に里山保全会を立ち上げ、3年間、自治会と保全会の会長を兼任していました。
安全寺地域では安全寺小学校が昭和62(1987)年に閉校してから、地域の行事が少なくなり、長年続けていた盆踊りも行われなくなってしまいました。
また、農業従事者の体力の限界などから耕作放棄地が増え、放棄地は美しい棚田の風景が見られる「なまはげ大橋」から見える田んぼにも及びました。
保全会が立ち上がった頃から、さらに会員の高齢化が進み、令和3(2021)年度に保全会を再編し、新たに婦人部を設けました。婦人部の方々は、農閑期には毎月1回、地域の産物を使った郷土料理教室を開催しています。次世代に残していきたいという想いもあるからです。保全会としても稲作をやめた田を管理し、耕作放棄地を畑に耕し、大豆やソバなどの畑作にも取り組んでいます。
こちらの記事もおすすめです
盆踊りと旗焼き
男鹿市安全寺(あんぜんじ)地域では毎年、迎え火(8月13日)に盆踊りが地域の拠点「安全寺公民館」の広場中央にやぐらを立てて行われます。 当日の夕方、住民に知らせるため、やぐらの上に設置された太鼓が打ち鳴らされま...
伝統行事・イベント
伝統行事
里山の美田オーナー
「安全寺里山保全会」が平成26(2014)年度から5年間にわたり活動をしてきた「里山の美田オーナー」は、秋田地域振興局農林部が行っていた事業で、安全寺地域の里山を保つため、地域外の方を対象に募集を行っていました。 ...
伝統行事・イベント
地域活動
イベント
世代間交流
大漁祈願に御利益 安全寺の「アミダ様」
男鹿市安全寺(あんぜんじ)地域にあるお寺「十王堂(じゅうおうどう)」には古くから仏様が祀られています。その仏様が祀られているお堂は「阿弥陀(あみだ)堂」と呼ばれ、中には阿弥陀様、観音様、地蔵大士様の三尊像が祀...
歴史
伝統行事・イベント
地域の歴史
伝統行事