画像:小豆まんま

  男鹿市の安全寺地域では、お赤飯のことを「小豆まんま」と言うようです。

 その昔、田植えの初日に田んぼの水口(みなぐち)に「小豆まんま」をお供えし、田んぼの神様に豊作を祈ったと伝えられています。 

 田んぼの手伝いに来てくれた「五月女(さつきめ)」と呼ばれる女性たちには料理が振る舞われるのですが、家で待っている子供たちのために、小豆まんまを朴の葉にくるんで持ち帰った……と言われています。体力勝負の田植えの後、「五月女」たちの頭に浮かんだのは、子供たちの笑顔。「小豆まんま」を食べて喜ぶ子供を見て疲れがとれたのでしょう。

令和2(2020)年8月掲載

 

こちらの記事もおすすめです

男鹿三山に抱かれる里 安全寺

 男鹿市安全寺(あんぜんじ)地域の田園の上を一直線に通る「なまはげ大橋」。そこから下流を望むと白神山地と日本海、上流は安全寺の里、田、そして「真山」「本山」「毛無山」から成る「男鹿三山」の風景を望むことができま...

自然・施設

ビューポイント

安全寺里山保全会 会長(平成28年度~) 安田孝彦さん

     安田さんは安全寺自治会の会長を務めていた頃に里山保全会を立ち上げ、3年間、自治会と保全会の会長を兼任していました。  安全寺地域では安全寺小学校が昭和62(1987)年に閉校してから、地域の行事が少なくなり、長年続...

地域活動

がんばるムラ人

里山の美田オーナー

 「安全寺里山保全会」が平成26(2014)年度から5年間にわたり活動をしてきた「里山の美田オーナー」は、秋田地域振興局農林部が行っていた事業で、安全寺地域の里山を保つため、地域外の方を対象に募集を行っていました。  ...

伝統行事・イベント

地域活動

イベント

世代間交流