秋田市鵜養(うやしない)地域の岩見神社例大祭で忘れてはいけないものが「白もち」と「お吸い物」です。それぞれ、ずっと昔から作り方を変えずに伝えられているものです。

 「白もち」というのは鵜養で神事の際に使われる火を使わないお餅です。うるち米を一晩水につけて柔らかくしたものを臼でついて作られます。それを重箱にぎっしりと詰め込んだものが神前へ供えられ、神事の後、ほんの少しを手にとって頂きます。
 
 また、神事の後の直会(なおらい)で出される「お吸い物」。こちらは鶏肉、しいたけ、豆腐を使用し、その上にショウガを載せ、塩と醤油で味付けします。どちらも昔から変わらない伝統の味だそうです。古くからの神事そのものだけでなく、その食文化までもしっかりと残っていることを感じさせる料理です。
平成23(2011)年4月掲載
令和4(2022)年8月掲載

こちらの記事もおすすめです

伏伸(ふのし)の滝

 秋田市鵜養(うやしない)地域の奥にある殿渕園地(緑地広場)から歩いて数分のところにある伏伸の滝は、ゆるやかな三段の滝です。水量が豊富で、川底が見えるほどに透き通った水の流れを間近に見ながら散策することができます...

自然・施設

うやしない農園の「原木しいたけ」

   スーパーに並ぶシイタケは、効率的、安価であることから、おがくずなどを使った「菌床」での栽培がメインになっています。   ここ、秋田市の鵜養(うやしない)地域では、住民である石塚満さんが「原木しいたけ」を35年以上前から栽培...

買う

山菜・きのこ

その他

水芭蕉群落

 春の風物詩「ミズバショウ」の群生地と言えば、仙北市田沢湖の刺巻湿原が有名ですが、秋田市の鵜養(うやしない)地域にも「ミズバショウ」の群生地があります。  鵜養地域の入口の「塚の台遺跡」手前にある湿地帯を訪れると...

自然・施設

花・樹木