画像:殿渕(とのぶち)

 秋田市の鵜養(うやしない)地域を流れる大又川をさかのぼると、翡翠色の水を湛える渓谷、殿渕(とのぶち)が姿を現します。

 その名の由来には、昔この地を訪れた殿様がその場所で落馬したため、という説や、久保田藩2代目藩主の佐竹義隆公が、この場所で金銀の銭を撒いて地元の漁師たちに拾わせたことから、というものなど諸説あります。

 殿渕にかかる小さなアーチ橋を渡ると、透明感のあるエメラルドグリーンが眼下に広がり、清流の証であるイワナやヤマメなどの姿を見ることもできます。また、川面の両岸にはツツジやカエデが生い茂り、四季折々の姿を見せ、見る人の目を楽しませてくれます。

平成23(2011)年4月掲載
令和3(2021)年2月更新

■参考文献
『現地説明看板』

河辺町/編 『河辺町史』


 

 

こちらの記事もおすすめです

石塚みつるさんの原木しいたけ

    スーパーに並ぶシイタケは、効率的、安価であることから、おがくずなどを使った「菌床」での栽培がメインになっています。  しかし、鵜養(うやしない)の石塚みつるさんの作る「原木」シイタケは、一味も二味も違います。「原木...

鵜養町内会

-せせらぎの水は上流から-  秋田市の鵜養(うやしない)地域で「これはどの地域にも負けない!」というのが「水」です。山々からあふれ出る清冽な水を一番はじめに使うことができるのが鵜養の人々です。現在も農業用水とし...

地域活動

地域団体

水芭蕉群落

 春の風物詩「ミズバショウ」の群生地と言えば、仙北市田沢湖の刺巻湿原が有名ですが、秋田市の鵜養(うやしない)地域にも「ミズバショウ」の群生地があります。  鵜養地域の入口の「塚の台遺跡」手前にある湿地帯を訪れる...

自然・施設

花・樹木