秋田市鵜養(うやしない)地域の東、大又川上流に位置する渓谷、「舟作」。
川底は赤い岩盤で、大又川の広い流れが、舟作の狭い溝穴に吸い込まれるように一気に落下して滝のようになる不思議な自然の造形美です。この狭い溝穴が舟のような形に見えることから「舟作」と名付けられたといいいます。江戸時代の紀行家、菅江真澄が訪れたことでも知られる景勝地です。
「舟作」上流部の堰から取水された水は、鵜養集落内にひかれ、農業用水や家々の敷地へと分水され、今も地域住民の大事な水源となっています。
令和3(2021)年2月掲載
■参考文献
河辺町/編 『河辺町史』
秋田県森づくり活動サポートセンター 総合情報サイト
河辺町/編 『河辺町史』
秋田県森づくり活動サポートセンター 総合情報サイト
こちらの記事もおすすめです
うやしない農園の「原木しいたけ」
スーパーに並ぶシイタケは、効率的、安価であることから、おがくずなどを使った「菌床」での栽培がメインになっています。 ここ、秋田市の鵜養(うやしない)地域では、住民である石塚満さんが「原木しいたけ」を35年以上前から栽培...
食
買う
山菜・きのこ
その他
伏伸(ふのし)の滝
秋田市鵜養(うやしない)地域の奥にある殿渕園地(緑地広場)から歩いて数分のところにある伏伸の滝は、ゆるやかな三段の滝です。水量が豊富で、川底が見えるほどに透き通った水の流れを間近に見ながら散策することができます...
自然・施設
滝
鵜養町内会
-せせらぎの水は上流から- 秋田市の鵜養(うやしない)地域で「これはどの地域にも負けない!」というのが「水」です。山々からあふれ出る清冽な水を一番はじめに使うことができるのが鵜養の人々です。現在も農業用水として...
地域活動
地域団体