
-境内に豪快な滝壺を持つ-
江戸時代の紀行家・菅江真澄も訪れた白瀑神社は、日本国内でも珍しい神域に豪快な瀑布を持つ神社です。白神山地の麓に静かに佇むこの場所には「男滝」「女滝」が作る水蒸気がミストとなって、清涼な空間を作り出しており、アメリカの雑誌「LIFE」に紹介されたこともあります。
白瀑神社が最も盛り上がるのが、8月1日の例大祭で行われる「みこしの滝浴び」です。元々は普通の神輿を担いで町内を練り歩く行事でしたが、神輿を担ぐ男衆があまりに暑くて、思わず滝壺に飛び込んだことにより、現在では、水しぶきを浴びながら滝壺で神輿をかつぐのが恒例となりました。
神社にお守りを買いにきた女性が「私が男だったら一緒に飛び込みたい」と話すほど、地域の人々にとって欠かせないお祭りです。
神主の神垣睦廣さんのおすすめは「社殿の窓越しに見る白瀑」。「まるで絵画のよう」と話します。菅江真澄は岩の上に登り白瀑を見降ろしたと言われ、見る場所を変えることで姿を変える白瀑は、昔も今も人々を魅了します。
「冬場の寒い時期にも、滝に打たれにくる人がいるんですよ」と語る神垣さん。八峰町のパワースポットの一つです。
こちらの記事もおすすめです
留山(とめやま)
-白神山地のブナ林を手軽に体験- 白神山地の南端部にあたり、手軽にブナ原生林を散策できる「留山(とめやま)」は、白瀑神社の裏手の林道を車で30分程入ると留山入口に着きます。 400年前、森林伐採が続く中、伐採を留め、...
自然・施設
ビューポイント
本館城址とたいまつ祭り
日本海の海岸沿いの高台に位置する八峰町の本館地域。その背後にそびえるのが、戦国時代、この地域を統治した武田重左衛門の城があった「本館城址」です。 慶長10(1605)年、本館城は百姓一揆により落城し、城主の武田重左...
伝統行事・イベント
伝統行事
本館地域の活動
「本館(もとだて)で出来るもの、他の場所では出来ないものを提供してここに来てもらおう」。八峰町の本館地域のグリーンツーリズムの活動テーマです。 平成13(2001)年、秋田県で初めて作られたグリーンツーリズム宿泊施...
地域活動
地域団体