4月7日(水)、能代市梅内地域の馬子岱(ばっこだい)公園で、原木なめこと原木しいたけのコマ打ち作業が行われました。
梅内地域で山菜の出荷をしている梅内山菜倶楽部のお母さんたちが、本格的な農作業が始まる前のこの時期を利用して、「空いている時間を楽しもう♪」と昨年から始めたものです^^ 
それでは当日の様子をご紹介します!

 
原木なめこのコマ打ちの様子は、前回のブログで大館市山田地域の様子をお伝えしましたが、山田地域では数多くの出荷に向けて本格的に取り組んでいるため、1000本近いほだ木のコマ打ちを3日間くらいで行いますが、梅内地域では「皆で楽しもう」と住民同士の交流を兼ねて行っています。
この日は、原木なめこと原木しいたけのコマ打ちを40本ずつ行う予定で、女性8名、男性3名で朝の9時から作業を始めました。
取材班が到着した時には、原木しいたけのコマ打ち作業がちょうど終了したところで、一番の楽しみである「お茶っこ」タイムに入るところでしたよ♪


「そろそろ10時だ、休憩するべぇ~」、「んだねえ♪」とお母さんたちがお茶やお菓子を配り始め、各々、好きな場所に腰をおろします。^^
「おらたち真剣に仕事してるわけでねがら、すぐに休むんだぁ、この時間が最高!」と、あちこちで会話が弾んでいましたよ。
山菜倶楽部代表の藤田さんは、「今はまだ農作業が本格的に始まってないから、空いてる時間があるのよ。家の中でこもっているより、こうして皆で集まり山菜採ったり、お喋りしているほうが、楽しいし健康的でしょ^^ 皆で一緒に行動するから色んなことができるのよ。」と話していました(^^♪

ゆっくり休憩したあとは、再び作業再開です。
 

 

 
「ほだ木」に電動ドリルで同間隔に穴を開けたら、「種コマ(菌)」を金づちで打ち付けます。できたものから、車に積み込みます。ここは男性の力をお借りして頑張っていましたよ(^^♪ 原木なめこに使用したほだ木は、2月頃にさくらの木を伐採したものだそうです。

 
県立大の学生さんも、ボランティア活動の一環でお手伝いしてくれました。さすが若者だけに元気があります。^^
地域の皆さんも「とっても助かるよ。」と、大歓迎でした。

 
コマ打ち作業を終えたほだ木をトラックいっぱいに積んだら、キノコの生育に最適な雑木林に移動しました。

 

 

 
6月頃まで、日光が直接当たらないところで、ほだ木を蒸らすことが生育に必要不可欠とか。

それが過ぎたら、上の写真のように、ほだ木を立てかけていきます。立派に生育してくれるかどうか楽しみですねえ♪
本格的な収穫は来年の春頃とのことですが、生育が早いものは今年の秋には収穫できるそうですよ。収穫した原木なめこは、道の駅「ふたつい」に出荷するそうですが、お店に並ぶとすぐに完売してしまうとか… 原木なめこは、やはり人気がある食材のようです。


この後、別の雑木林で、地域の男性の方々が、菌床マイタケの設置を行っているからとその現場見学のために移動しました。
今年、初めて梅内地域で菌床マイタケ栽培にチャレンジです。2年目の菌床を安価で仕入れたようです。
これを見て「マイタケ収穫したら、収穫祭やるどぉ!田の源そばにマイタケの天ぷら入れてな♪楽しみだなあ^^」と、早くも収穫の秋に向けて思いを馳せているようでした(*^^*)
こんな感じであっという間の2時間が過ぎました。

梅内地域の自治会である梅内聚落(しゅうらく)では、原木なめこのコマ打ちを、二ツ井小学校の生徒さんと世代間交流を兼ね、毎年行ってきました。今年も今月22日(木)に一緒に行うことが決まっています。さらに賑やかな時間となりそうですね♪
空いてる時間を疲れない程度に楽しく皆で!それが稼ぎの足しになれば尚、嬉しい。が伝わってくる、皆さんの笑い声が絶えない梅内地域のコマ打ち作業でした。^^

おまけ(^^♪
 
「木都能代」と言われておりますが、ここ梅内地域は周辺が森林で囲まれた自然豊かな地域です。この日、訪れた場所も木の香りがほんのりとして、辺りは薪が沢山、積まれていました。

以上、能代市梅内地域から集落活動コーディネーターがお届けしました。^^