画像:「すみれ会」の活動

  能代市上町地域の「すみれ会」は、上町自治会の女性部として、平成14(2002)年から活動を始めました。きっかけは、市内33ケ所にある観音堂の札打ちの継承でした。以来、地域の活性化を目指して様々な活動を行っています。

 札打ちの茶話会などに参加して、お年寄りと話をする機会の中で、独居老人のいちばんの不安は冬場の除雪作業と聞き、平成16(2004)年、市と協働して除排雪モデル地区になりました。平成17(2005)年には、自主防災組織をつくり、毎年、防災セミナーを開催しています。

 また、市役所や病院、老舗のお店が建ち並ぶ市の中心部ともいえる上町地域を活性化させようと、「美化活動」を行ったり、「まちなか美術館」「のしろアートストリート」というイベントを開催したりしました。

 美化活動では、プランターに花を植え、多くの人々の目に触れる場所に設置しています。自治会でダンボールやペットボトルの資源ゴミをまとめ、その収入を利用して花の苗を購入しています。 

 令和2(2020)年に開催した「のしろアートストリート」では、地域の小、中学校や支援学校の美術部や書道部の生徒の作品を、街なかに展示。住民たちが街歩きを楽しみながら鑑賞できるようにしました。

    このように、女性ならではの視点で、地域課題の解決に取り組み、地域の活性化につながる活動を続けています。

令和2(2020)年10月掲載

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