画像:山神社と祭典

  上小阿仁村の八木沢(やぎさわ)集落のはずれに山神社があります。かつて山頂にあった社殿は、建て替えの際に現在の場所へと移されたと言われています。

 神社のお祭りは毎年5月、社殿では男性たちが神事に臨みます。社殿の中には「釣鐘」が下がり、神事の始まりと終わりに打ち鳴らされ、集落に響き渡ります。
 神事が終わった後の直会(なおらい)は、神社に行かなかった人たちも集まって賑わいます。山菜料理や特製のお吸い物など、伝統の料理が並び、お酒も進みます。
 
 祭典は不幸事があると開かれません。つまり、祭典を開くことができる、ということは、集落が一年間平和だった、という証でもあるのです。
平成24(2012)年4月掲載

こちらの記事もおすすめです

八木沢番楽

 八木沢番楽は、文化十年(1813年)、上小阿仁村の八木沢集落を開拓したと言われる村田徳助が、北秋田市の根子から八木沢に移り住んだ時に伝えたと言われています。  裏表12演目・計24演目が伝えられ、現在「露はらい」「鞍...

伝統行事・イベント

郷土芸能

八木沢公民館(旧八木沢分校)

 八木沢公民館は、上小阿仁村の旧沖田面小学校八木沢分校として設置されました。和室6畳が2室、台所、体育館、教室に使用した畳の会議室、そして薪ストーブ設置の事務室は、かつての職員室です。  教員住宅併設の校舎だった...

自然・施設

歴史

その他

地域の歴史

八木沢集落のはじまり

 上小阿仁村の八木沢(やぎさわ)集落は、北秋田市阿仁の根子集落との繋がりが深い地域です。  八木沢集落の始まりは、文化10(1813)年、阿仁・根子村の「村田松五郎(徳助)」が八木沢で17年間、焼畑を営み、その後水田も...

歴史

地域の歴史