秋田県の北秋田市や上小阿仁村では、大晦日や正月に「かすべなます」という郷土料理を食べる風習があります。「かすべ」とはガンギエイというエイのことで、上小阿仁村の八木沢集落では、お正月などに「かすべなます」を食べています。

 作り方は、茹でてから擂り鉢ですり下ろしたかすべの肝をお酢、砂糖、味噌などで味つけしてタレ状にします。そのタレに、茹でて小さく切ったかすべの身とネギや大根おろしを加えて和え、しっかりと味を染み込ませます。酢味噌の甘酸っぱさにエイのコリコリした食感が独特な味わいを出すお料理です。

平成23(2011)年6月掲載

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