画像:八木沢公民館(旧八木沢分校)

 八木沢公民館は、上小阿仁村の旧沖田面小学校八木沢分校として設置されました。和室6畳が2室、台所、体育館、教室に使用した畳の会議室、そして薪ストーブ設置の事務室は、かつての職員室です。

 教員住宅併設の校舎だったため、生活空間を感じさせる居室が残されています。廊下には八木沢番楽に使われたお面や、子供たちが描いた絵画が残されており、昭和50年代から行われた全国へき地教育研究大会の会場にも使用されました。

 昭和58(1983)年に閉校となってからは、八木沢集落の公民館となり、住民の皆さんに使用されています。また、八木沢公民館は、平成24(2012)年から始まったアートイベント「kamikoaniプロジェクト」の八木沢会場の拠点にもなり、多くの人が公民館を訪れました。

平成23(2011)年6月掲載

こちらの記事もおすすめです

八木沢番楽

 八木沢番楽は、文化十年(1813年)、上小阿仁村の八木沢集落を開拓したと言われる村田徳助が、北秋田市の根子から八木沢に移り住んだ時に伝えたと言われています。  裏表12演目・計24演目が伝えられ、現在「露はらい」「鞍...

伝統行事・イベント

郷土芸能

八木沢集落のはじまり

 上小阿仁村の八木沢(やぎさわ)集落は、北秋田市阿仁の根子集落との繋がりが深い地域です。  八木沢集落の始まりは、文化10(1813)年、阿仁・根子村の「村田松五郎(徳助)」が八木沢で17年間、焼畑を営み、その後水田も...

歴史

地域の歴史

八木沢マタギ

 「マタギ」は北秋田市の根子(ねっこ)集落が発祥の地と言われています。八木沢集落を開拓したのも、約200年前、根子集落から山を越えて住みついた3人のマタギと言われており、根子マタギから分かれた八木沢マタギの存在が、...

歴史

地域の歴史