大湯川左岸の台地に営まれた縄文時代後期の大規模な祭祀遺跡です。
万座、野中堂の2つの環状列石が代表的な物で、ほかに環状、方形などの配石があります。万座環状列石の直径は52m、野中堂環状列石は42mで、これらを囲むように掘立柱建物跡があります。
環状列石は、十数個の組石遺構が群をなし二重の環状に配置されており、それを囲んで規則的に配置された掘立柱建物は、葬送儀礼などを行う施設であろうと考えられています。
ベンガラを塗った壺や台付土器、土偶や鐸形土製品、キノコ形土製品、足形土製品、石刀など祈りとマツリに関係すると考えられる道具も多数出土しています。
現在、環状列石の外側に建物が復元され、縄文の雰囲気を感じることができるように整備されています。
指定の有無 | 調査完了遺跡(青) |
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遺跡名 | 大湯環状列石 |
地図番号 | 209-9-(1) |
よみがな | |
市町村 | 鹿角市 |
所在地 | 鹿角市十和田大湯字万座、字野中堂、字一本木後口 |
種別 | 特別史跡 |
現況 | |
土地所有者 | |
遺構・遺物 | |
所蔵者 | 鹿角市ほか |
備考 | 昭26.12.26 国史跡指定、昭32.7.31 名称変更、昭38.8.15 管理団体指定、昭49.1.23 追加指定、平2.3.8 追加指定、平6.1.25 追加指定、平13.8.13 追加指定、 |
時代 | 縄文時代,平安時代 |