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歴史を知る

黒坊様(稲倉神社)

画像:黒坊様(稲倉神社)

  

 にかほ市・横岡地域で「黒坊様」と呼ばれている稲倉神社(黒羽神社)は、鳥海山の手前にある稲倉岳の中腹に位置する神社です。
 かつては勝負事の神様として、出征する兵士の信仰を集めた神社でした。今でも横岡の皆さんの信仰は篤く、毎年7月の第一日曜日に、神社への参道、そして神社周辺の刈り払いが氏子と有志によって続けられています。
 
 林道の途中から登山道へ進むと、かつて使われていた横岡の上水道跡を見ることができます。ちょっときつめの斜面を登っていくと、「大明神」と呼ばれる竜神さまへの分岐を過ぎます。ここから再びゆったりした登りが続いていきます。
 
 鳥居をくぐった先にあるのが「奥之院」の石碑、ここから先が神の地であることを感じさせます。なだらかな道が続き、巨石の間から流れ出す清水など、神秘的な光景も見ることが出来ます。
 
 しかし、なだらかだけでは終わりません。最後の数百メートルは心臓破りの坂です。
地元では「すべ(しべ)坂」と呼ばれる最後の登りは、体感では垂直な山肌に手をかけて登っていくようなもので、一気に高度を稼いでいきます。
 
 登りきった先にある、頑丈な石造りの神社が黒坊様です。高度を一気に上げたせいか周囲の景色は一変し、一面ブナの木々が見えます。周囲は綺麗に刈り払われており、見上げれば緑に輝く木々が印象的です。
 
 これだけの山奥にありながら、丁寧に整備されている、その一点だけでも氏子さんたちの崇敬の篤さを感じることが出来る神社です。
 
※訪れる際は現地の方の案内を必ず受けてください。
2011年4月掲載
【産地直送ブログ】

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