ずっと昔から行われており、80歳代の方は、「物心ついたときにはもう盆踊りが行われていた」と話してくれました。
青年会が盆踊りを主催するようになったのは、もう40年以上前のことで、中石公民館の広場に建てられたやぐらの上でうちならす太鼓のリズムは、青年会が代々受け継いできたものです。
中石地域の盆踊りの特徴は、踊りが5つあることと、参加する皆さんの仮装姿です。
その5つの踊りの中には、男鹿市でよく踊られている「だだだこ盆踊り」も組み込まれています。そのほかにも「北海盆踊り」や「だぐづき」と呼ばれる踊りもあります。
参加者の皆さんの、その年の流行に乗った仮装姿は会場を盛り上げます。それぞれの仮装グループで競い合い、優勝、準優勝、3位、果樹組合賞、青年会賞と様々な賞が贈られます。毎年賞品は変わりますが、その賞品は豪華で、昔仮装で優勝したことがあるお母さんは、砂糖1㎏入りを20袋ももらったことがあったそうです。
地域の方に「中石の行事といえば何ですか?」と聞くと、すぐに盆踊りの話題が上るほど、盆踊りは地域に根付いた行事となっています。楽しかった思い出についての話題も尽きることはありません。
盆踊りには県内外から帰省した方々も参加し、老若男女が集まるコミュニケーションの場としても一役買っています。
2014年2月21日掲載
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