男鹿市五里合(いりあい)地区は、広大な田園の周囲に九つの集落が点在しています。その一つ、中石(ちゅういし)地域はこの五里合地区の東側に位置します。
北東北最大の和梨の産地として知られ、「北限の地に梨の一大産地を築こう」をスローガンに中石自治会はむらづくりを進めてきました。平成10(1998)年には全国から約1000人の梨生産者が集まる「第47回全国ナシ研究大会」を当地で開催しています。
活発なむらづくりが評価され、平成12(2000)年、全国でむらづくりに取り組む集落・団体を表彰する「農林水産祭(主催:農林水産省)」の「むらづくり部門」で「内閣総理大臣賞」を受賞しました。
お盆の「盆踊り」と大晦日の「ナマハゲ」は、人口減少に伴いこれまで主催していた地域の若者だけでは開催が難しくなっているため、自治会がこれを手伝っています。
また、自治会独自で発行している「広報たかおかさん」は地域の情報を住民と共有する広報誌として親しまれており、住民をつなぐ大切な役割を果たしています。
「あなたの故郷はここにある、その故郷を守ってくれる人がいる」と感じとってもらえるように中石自治会は活動しています。
平成26(2014)年2月掲載
令和4(2022)年4月更新
こちらの記事もおすすめです
中石のナマハゲ行事
12月31日、今年も大晦日がやってきたと、男鹿市の子供たちは心臓を跳ね上がらせながらその時を待ちます。 大晦日、そして男鹿市と言えば、なんといっても「ナマハゲ行事」。毎年、中石地域でもナマハゲが行われます。 ...
伝統行事・イベント
伝統行事
広報「たかおかさん」
「広報たかおかさん」は男鹿市の中石自治会が独自に作っている広報紙です。名称は地域の北西に位置する「高岡山(たかおかさん)」から取りました。年2回(3月、11月)発行し、男鹿市の広報紙と一緒に自治会の広報係が全83世...
地域活動
その他
中石の男鹿梨
男鹿梨の里で知られる中石(ちゅういし)地域は、『男鹿五里合民俗誌』によると、江戸時代に越後(現在の新潟県)の人が梨の苗木を中石で植えたのが始まりと伝わり、明治21年(1888年)頃から本格的に和梨栽培が行われるよう...
食
買う
野菜・果物
直売所