画像:中石自治会の活動

  男鹿市五里合(いりあい)地区は、広大な田園の周囲に九つの集落が点在しています。その一つ、中石(ちゅういし)地域はこの五里合地区の東側に位置します。

 北東北最大の和梨の産地として知られ、「北限の地に梨の一大産地を築こう」をスローガンに中石自治会はむらづくりを進めてきました。平成10(1998)年には全国から約1000人の梨生産者が集まる「第47回全国ナシ研究大会」を当地で開催しています。

 活発なむらづくりが評価され、平成12(2000)年、全国でむらづくりに取り組む集落・団体を表彰する「農林水産祭(主催:農林水産省)」の「むらづくり部門」で「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

 毎年7月に行う「刈り払い(道路沿いなど地域内の草刈り)」が一番大きな自治会の事業です。中石果樹会館前に設置されている「中石クリーン会」が地域のクリーンアップを目指し制作した看板は、自治会が刈り払いの際に設置し、雪が降る11月下旬頃に取り外しています。

 お盆の「盆踊り」と大晦日の「ナマハゲ」は、人口減少に伴いこれまで主催していた地域の若者だけでは開催が難しくなっているため、自治会がこれを手伝っています。
    また、自治会独自で発行している「広報たかおかさん」は地域の情報を住民と共有する広報誌として親しまれており、住民をつなぐ大切な役割を果たしています。

 「あなたの故郷はここにある、その故郷を守ってくれる人がいる」と感じとってもらえるように中石自治会は活動しています。

平成26(2014)年2月掲載
令和4(2022)年4月更新

 

 

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