にかほ市下荒屋 人口:246 人 世帯数:94 世帯

下荒屋町内会で3月に開催する「ワカメ収穫」

2月の稲荷神社の祭典「初午祭(はつうまさい)」

日本海と鳥海山に囲まれた風光明媚な地域

8月の送り盆・迎え盆行事の一つ「盆小屋行事」

地域のあらましと歴史

 下荒屋(しもあらや)地域は、にかほ市の象潟漁港の東に位置します。車で数分の場所には、にかほ市役所象潟庁舎やJR象潟駅などの公共機関があり、道の駅象潟ねむの丘や大澗海水浴場などの観光スポットからのアクセスも良好。日本海に面した風光明媚な地域です。
 毎年8月12日と15日に行う「盆小屋行事」は、下荒屋地域の近隣の5つの町内会で行う迎え盆・送り盆行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。地域内には古くからの神社が多く残されており、古四王神社と戸隠神社には、江戸時代に航海の安全を祈願した「船絵馬」が数多く奉納されています。
 平成16年(2004年)に台風15号が秋田県沖を通過した際、下荒屋地域は大きな被害を受けましたが、下荒屋町内会で迅速な災害復旧の対応を行い、当時の象潟町から感謝状が贈られています。この災害の経験をふまえ、毎年3月に防災訓練を行い、訓練の後は地域住民にワカメ収穫を体験してもらいながら、老若男女が楽しめる交流の場を創り出しています。

※人口・世帯数は令和5(2023)年4月1日現在のにかほ市のデータです。

アクセス

関連記事

じいだ、ばんばぁだの「盆小屋行事」

 下荒屋地域を含む象潟の5つの町内で行われている迎え盆・送り盆行事が「盆小屋行事」です。盆小屋とは稲藁、ゴザ、稲ぐいや竹などで作った祭壇で、高さ約2m、広さ2畳ほどになります。祭壇にはナスやキュウリ、夕顔などのお盆...

伝統行事・イベント

季節の行事

日本海と鳥海山のビューポイント

 日本海に面した下荒屋地域は、風光明媚な景色を堪能できるビューポイントがいくつもあります。下荒屋会館からは秀峰・鳥海山を間近に望むことができ、特にオススメなのが地域の西側に位置する象潟漁港からの眺めです。象潟漁...

自然・施設

ビューポイント

下荒屋町内会の活動

 下荒屋町内会は現在、100世帯276人が暮らしており、子供会、環境衛生部、青年部、青年部OB会、自主防災会、女性部、新生会(老人クラブ)の7つの組織で構成され、それぞれの団体が活動を行っています。  子供会は8月お盆の...

地域活動

地域団体

船絵馬

 船絵馬とは航海の安全や豊漁を祈願して社殿に奉納した絵馬のことです。本来は神の乗り物「生き馬」を寄進するのですが、高価な馬を用意するのは難しく、代わりに馬の絵を奉納したのが始まりと考えられています。  明治の中頃...

歴史

文化

初午(はつうま)の子供獅子舞

 「初午」とは、京都・伏見稲荷神社の神が降りたと言われる2月最初の「午(うま)」の日のことです。この日は全国の稲荷神社で様々な形でお祭りが行われており、にかほ市象潟地区の各町内では、小中学生の男子による獅子舞が奉...

伝統行事・イベント

郷土芸能

ワカメ収穫体験

 毎年3月中旬、下荒屋地域で住民を対象にワカメの収穫体験を行っています。海に接した地域ならではの体験を子供たちに経験してもらいたいと始めたイベントで、元は下荒屋町内会の子供育成部が始めた行事でした。現在は青年部OB...

伝統行事・イベント

地域活動

伝統行事

イベント

戸隠神社と夏祭り

   下荒屋地域にある戸隠神社は現在の京都府から下荒屋地域へ移り住んだ武士、竹内勘七によって、応仁元年(1467年)に創建されました。  天手力男神(あめのたぢからおのかみ)をはじめとした4柱を祭神とする神社で、天手力...

伝統行事・イベント

季節の行事