にかほ市金浦 人口:3,550 人 世帯数:1,357 世帯

1月28日に開催される白瀬中尉を偲ぶ雪中行進

1月の小正月行事・赤石集落のアマハゲ

にかほ市の無形民俗文化財「金浦(きんぽう)神楽」

8月に港頭公園で開催される「港頭まつり」には多くの住民で賑わう

地域のあらましと歴史

 にかほ市の中央に位置する金浦(このうら)地域は、13の自治会で構成されています。
 日本人で初めて南極大陸に到達した探検家・白瀬矗の出身地でもあり、毎年1月28日に白瀬中尉を偲ぶ雪中行進、9月初旬には「南極フェア」を開催しています。
 2月4日の立春に行われる「掛魚(かけよ)まつり」は、別名「鱈まつり」と呼ばれる、金浦地域を代表する行事で、会場の金浦山(きんぽうざん)神社は多くの観光客で賑わいます。
 金浦地域には県内有数の福寿草の群生地が多数あり、桜の名所「勢至(せいし)公園」など、春を告げる花々のスポットも見所の一つです。
 にかほ市の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能・金浦神楽(きんぽうかぐら)は、太鼓を背にして叩くのが特徴で、2月の掛魚まつり、4月の勢至公園観桜会、5月の金浦山神社祭典など、地域行事の場で披露されています。毎年8月中旬には、13の自治会で構成する金浦自治会長連絡協議会が「港頭(わんとう)まつり」を開催しており、夏休み中の住民や帰省客で会場の港頭公園は大いに賑わいます。

※人口・世帯数は令和5(2023)年4月1日現在のにかほ市のデータです。

アクセス

関連記事

日本海の美しい景観 金浦漁港

  漁港に停まる漁船や、瓦屋根の家々、広大な日本海。にかほ市金浦地域の金浦漁港の美しい景観は、金浦地域のビューポイントと言えます。  また、金浦漁港にある「沖ノ島方角石(おきのしまほうがくいし)」は、漁師が出港可...

自然・施設

ビューポイント

大竹集落の福寿草

  にかほ市金浦地域の大竹集落は、秋田県内有数の福寿草の名所で、雪どけの頃には、大竹集落のあちらこちらに、春の訪れを感じさせる黄色の花が咲き誇ります。  大竹集落に群生して咲く福寿草は、にかほ市の天然記念物に指定...

自然・施設

花・樹木

日本人初の南極探検家「白瀬矗(のぶ)」

  白瀬矗は、文久元年(1861年)に、にかほ市金浦地域の浄蓮寺に生を受け、11歳の頃に寺子屋で北極の話を聞いたことをきっかけに探検家を目指すようになります。  成人してから陸軍に入隊し、その後、千島での過酷な越冬生活...

歴史

地域の偉人

赤石集落のアマハゲ

  にかほ市金浦地域の赤石集落で、小正月に行われる行事です。  赤石集落の子供がケラを纏い、顔には墨を塗って「アマハゲ」に扮して家々を練り歩きます。  アマハゲ行事は無病息災を祈願する行事で、アマハゲが落としていっ...

伝統行事・イベント

小正月行事

赤石集落の初午(はつうま)

  にかほ市金浦地域の赤石集落で、毎年2月の初午の日に行われてきた行事です(現在は2月の第2土曜日に開催しています)。  子供たちが中心となって行われ、稲荷神社へ獅子舞を奉納した後、地域内を巡行します。  赤石集落に...

伝統行事・イベント

季節の行事

赤石集落の菖蒲蓬(しょうぶよもぎ)

   にかほ市金浦地域の赤石集落で6月上旬、子どもたちにより「菖蒲蓬(しょうぶよもぎ」が行われます。  子どもたちが稲藁を縄で縛った棒状のものを地面にたたきつけながら、「しょうぶ~よもぎの~ばっちゃ、ばちゃ、お~...

伝統行事・イベント

季節の行事

イチジクの里、大竹集落

  9月中旬から10月いっぱいにかけ、にかほ市金浦地域の大竹集落では、県道289号の西側に位置する「イチジク団地」で収穫の最盛期を迎えます。   昭和10年(1935年)頃からイチジクの栽培に着手し始めた大竹集落では、2016年現...

野菜・果物

掛魚(かけよ)まつり

  にかほ市金浦地域の掛魚(かけよ)まつりは、江戸時代の元禄年間(1688年~1704年)から始まったといわれる伝統のお祭りで、かつては港の近くにある神社の宵宮祭りとして行われていましたが、明治年間に金浦山神社と合祀した...

伝統行事・イベント

季節の行事

金浦山神社例大祭継承の取組

 にかほ市金浦地域の「金浦山神社」は、8つの町内でつくる元町に位置し、5月に例大祭が開催されます。御神輿の巡行や金浦神楽や、踊り手などによる「踊り山」と呼ばれる余興が行われ、住民の多くが携わる元町の伝統行事となっていま...

伝統行事・イベント

地域活動

伝統行事

世代間交流