小坂町川上 人口:385 人 世帯数:170 世帯

夏の風物詩「小坂七夕」に出す川上地域の山車

十和田火山の歴史を物語る「崩平」

豊作を祈る伝統行事「雪中田植え」

農作物につく悪い虫を払う 濁川集落の虫送り

地域のあらましと歴史

 小坂町の川上(かわかみ)地域は、濁川(にごりかわ)、余路米(よろまい)、砂子沢(すなこざわ)、野口(のぐち)の4集落からなる地域で、小坂町北部に位置し、青森県平川市と隣接しています。地域を上下に貫く津軽街道は、江戸時代の参勤交代の際に使われ、津軽・秋田両藩の境目の村として、御番所が設置されました。
 約1万3千年前の十和田火山噴火の火砕流の堆積物でできた崖地「十和田火山火砕流堆積層露頭」、通称「崩平(くずれたい)」は、町の天然記念物に指定されています。ほかにも、秘湯中の秘湯と呼ばれる「八九郎(はちくろう)温泉」や、余路米集落とゆかりのある江戸時代の横綱「谷風」の記念土俵など、様々な資源に恵まれた地域です。
 古くから地域に伝わる、田植え後の「虫送り」や、春と秋の彼岸に行われる「百万遍念仏」は現在も継承されています。伝統行事のほか、川上連合として小坂町の夏の風物詩である「小坂七夕」に参加したり、盆踊りや運動会などの地域イベントを開催したりと、地域活動に精力的に取り組んでいます。

※人口・世帯数は令和6(2024)年4月1日現在の小坂町のデータです。

アクセス

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