
9月10日(木曜日)、秋田県立大学、アグリビジネス学科の学生による「鵜養地域の資源を生かした新たな農業、農村ビジネスの企画を考える」ことの成果発表会が行われました!当日は、学生によるプレゼン終了後、住民との交流会も開かれ、大いに盛り上がった会となりましたよ。
それでは、当日の様子をお届けします。
※1. 学生のフィールドワークの様子(1日目)はこちらをご覧ください。
※2. 学生のフィールドワークの様子(2日目)はこちらをご覧ください。
はじめに、この講義の担当の重岡教授から、講義の趣旨と地域住民のご協力に対する感謝の言葉が述べられた後、学生による発表に移りました。
●Aチーム《地区活性化活動の拠点を目指した直売、加工、交流施設の企画提案》


・観光客を呼び込み、住民と深く関わることができるまちづくりを目指す。
・シンボル作りが大事。どのタイミングで鵜養地域に入ったのかことを分からなったことを踏まえ、案内看板があった方がいい。
・「暮らしのぬくもりが集まる縁側」として「うかっちゃ(うやしない+かっちゃ)」があったらいい。訪れる観光客が地元住民と自然な形で出会う場所にしたい。
・農家民宿「UYASIZEN」は鵜養と自然からネーミング。四季にあわせた4つのプランを提案。
●Cチーム《うやしない農園が取り組む事業活動に役立つ企画提案》


・水を生かした取り組みとして「バッタリ小屋」の提案。ここで乾燥シイタケを栽培する。
・地球温暖化による10年、20年後の鵜養地域の平均気温が上昇することを踏まえた新たな農産物栽培の提案。
・栽培した農産物を食材とする古民家レストラン&居酒屋の経営の提案。
学生らしさが存分に発揮された提案に、うやしない農園の田村夫妻も感激でいっぱい!という様子でした。園主の田村さんの感動の男泣きが印象的でした。
●Bチーム《「たすえむ」が構想している事業活動に役立つ企画提案》


・「たすえむ」の課題に対して取り組みとして、学内に「たすえむ応援隊」を作る。
・「たすえむ応援隊」では主に、情報発信に力を入れる。農業やお米作り、鵜養での暮らしを継続的に発信。
・上記のほか、販売促進部門、地域連携部門を設け、それぞれが連携した取り組みをする。
学生の発表について、原田さんからは「あえて課題を話したつもりはなかったが、きちんと捉えていてくれてうれしかった。また、今の若い人たちは農業に関心がないと思っていたが、とても興味を示してくださり、ありがたかったです。」と応えていました。
また、この日は鵜養地域の関係機関の方々が、たくさん聴講に来ていました。中でも金融機関の支店長の総評で「今後、この地域の存続に関して熱意がある住民ばかりで驚きました。また、学生の情報発信に関しての課題の抽出が素晴らしかった。今後は住民たちがここに住み続けられるための経済的動機付けが必要で、これをどう考えるが大事になってくると思います。」という話がとても印象的でした。
このほか、様々な方のお話がありました。ここでお伝えできないのが残念です。
学生のプレゼン終了後は、お待ちかねの交流会!!
交流会の料理を準備するのは、もちろん鵜養の住民です。学生たちがプレゼンしている裏で、料理づくりに追われていました。中には、昨日から仕込みをしたものがあるとか。何かイベントがあれば、こうして郷土料理を提供くださる住民の皆さんには感謝でいっぱいですね。
まずは、この日のメインイベント「流しそうめん」!学生たちは大はしゃぎ。

そうめんを流す竹は、住民や酒造会社さん従業員が手作りした本格的なものでした。材料は地域の竹林から調達したものだそうです。


もちろん、そうめんの付けだれを入れる容器も竹。大人たちが一番はしゃいでいたかもしれません!過ぎ行く夏の風物詩となる一コマでしたよ。

流しそうめんの後は、公民館内での食事会。学生、住民、関係機関の方々がそれぞれ交わり、おいしい料理を食べながら活気ある意見交換が行われていました。
最後に鵜養町内会の石塚会長からは、「今日の学生さんたちの提案に、感謝の気持ちでいっぱいです。この先は、発表いただいた企画を実現させていく。形は多少違っても必ず実現することを目標にしてきたい。そして、何百年と続いたこの地を未来へつないでいくことを目指します。」と力強く話していました。
今回の学生による提案が、鵜養地域のさらなる活力を生み出す、一つのきっかけとなることを期待します。
以上、秋田市鵜養地域からお届けしました!
●おまけ

交流会の料理のほんの一部です。鵜養の郷土料理は初めて食す学生がとても多かったです。今が旬の「ミズのコブ」は大人気でしたよ。