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2月4日(水曜日)、横手市の浅舞地区交流センターにて、「第3回地区交流センター大交流会」が開催されました!地区交流センターに関わる人々が集まり交流を深め、お互いの活動を学び、体験することにより、各地区における活発な活動を促進することを目的に、2023年度に初めて開催され今年3回目を迎えました!
※昨年の様子はこちらからご覧ください。
今回のテーマは「縮充(しゅくじゅう)のススメ」 !
人口減少社会において、「縮充」という前向きな概念を軸として、限られた資源の中で事業を効率化し、「既存事業の掛け合わせ」によって活動の密度を高めて担い手の負担を軽減するという、持続可能なコミュニティの在り方について考えてみる内容になっていました。
事例発表は、この考えに近い取り組みを実践してきた横手市の二つの交流センターの自慢発表でしたよ!
以下で簡素に内容をご紹介します。
【亀田地区交流センターの事例発表】

「元気ムラ」として、「秋田のがんばる集落応援サイト」でも紹介している亀田地域は、大半が果樹農家という環境で、事業は農繁期を避けた冬期に集中しています。「農繁期の一日はとても貴重でそんな時期に何度も人を集めるのは住民の負担になる、けれども冬の足元が悪い中、地区センターに足を運んでもらうのも住民にとっては大変。」ということで、複数の行事を同じ日にまとめて実施する「事業の集約化」による負担軽減策について発表されました。年間を通しても前年度より事業数が減り、今のところは何事も順調に推移しているとか。住民の皆さんにも好評のようです。
運営委員会にとっても「チラシを1枚にまとめれる、各部会の合同会議が可能である。」など利点が多かったそうです。
【山内地区交流センターの事例発表】
続いて山内地区!こちらも三又集落を「秋田のがんばる集落応援サイト」で紹介しています。
学校行事と地域文化祭を合同開催することで世代間交流と伝統継承を促進した成功例のお話でした。合同開催に踏み切った理由としては、学校側(子どもたちの学習成果を多くの方に見てもらいたい)と地域側(コロナ禍以降、減少が続く出演者や出品者)にそれぞれの困り事があり、「両者の課題解決のため、それならいっそ一緒にやったらどうだろうか。」ということで、一昨年から、学習発表会と地域の文化祭を合同で行っているそうです。

文化祭実行委員会には山内小学校の校長先生や教頭先生にも入ってもらい、困りごとを掛け合わせながら運営できたそうです。

2年目には前回の振り返りをして反省点を洗い出し、会場の利便性向上と空き教室の有効活用を図り、さらにはお互いの役割分担をあえて曖昧にすることで、相互扶助が生まれたそうです。住民の負担軽減と満足度の向上を同時に実現しようとする前向きな取り組みの発表でした。
2地区の自慢発表の後は質問コーナー!今年も斎藤主悦(ちから)氏(都岐沙羅(つきさら)パートナーズセンター)が、ファシリテーターを務めました。

特に質問数が多かった内容について、登壇者から次の通り回答をいただいていました。
【亀田地区】
「質問1」 一日でたくさんの事をこなして疲れませんか?
「回答1」 準備に関しても一回で終わるし、各担当部会できちんと役割分担できているので特に疲れたとは感じませんでしたね。
「質問2」 事業のまとめ方、根拠について知りたい。
「回答2」 各部会の視察先を一つにまとめたり、また、これまで別々の日に行っていた健康づくり関連と芸術鑑賞を、同じ日の午前に健康づくりのセミナーをして、午後から芸術鑑賞を行った。理由としては、芸術鑑賞することで、心の健康にもつながるのではと一日で開催できる要素になったそうです。行う内容を吟味して一つにまとめることを意識した。
【山内地区】
「質問」 学校と一緒に行うことは敷居が高いのではないですか?
「回答」 地域ぐるみで子どもたちを育む「コミュニティスクール制度」がある。実際に実施したことでお互いが助け合い、自然に行動に移すことができたりと、学校側と関係性ができたことが良かった。
上記のほかにもまだまだ質問が出ていましたよ。
質問コーナーの後は斎藤氏の基調講演!
「人口が減ることを受け入れて、前向きに考えてみましょう!」をテーマに講演が始まりました。

「人口が2割減ると一人の負担が3割増える。」ということを地域人口とネットワークの関係を図解で示し、人口減少の時代においては人が交わる密度を高めていかなければならないことを説いていました。

「足し算ではなく掛け算」で事業を行っていくことを推進し、「ついでにやる、まとめてやる。」ことが縮充になると話されていました。具体例として、介護予防と母校の校歌を組み合わせた体操や敬老会と交通安全啓発の同時開催をした他県での成功例をあげていて、最終的に新たな事業をゼロから生み出すのではなく、まずは地域住民が現状の課題や困りごとを共有し合うことから始めるべきだという温和な提言で締めくくられました。
プログラムの最後は「体験交流会」!

県内の地域で小正月行事の際によく見られる「餅まき」が行われ、ステージから餅が投げ始められると、参加者の皆さんはわれ先にと餅を拾いまくっていましたよ。


餅の袋に青や赤のシールが貼られたのを拾った方は大当たり!皆さんの前で市長からインタビューを受けていました。その後は大当たりの景品をいただき、ご満悦の笑み! 今年1年、福に恵まれそうですね。


毎年、試食品を展示している保呂羽(ほろわ)地区の皆さん、今回も山菜アレンジ料理に行列ができていましたよ。


境町地区の「境町カフェ」もおなじみとなりました。配布されていたお餅にも福がありそうですね。

最後は市長と斎藤氏から締めの挨拶!斎藤氏は「「縮充」に取り組んでいく際には、楽しめることを取り入れていけたらよいですね!」と締めくくりました。
以上、横手市の地区交流センター大交流会の様子をお届けしました!