2月11日(火・祝日)、能代市文化会館にて、「アースデイ能代2024活動報告会」が開催されました!
(※「アースデイ」とは地球や環境のことを考えて行動する日のことです。)
上町地域の住民と、能代市内の高校生が一緒になって2022年から取り組んでいる活動「アースデイ能代」、今回は4期目の高校生主体の開催となりました。
まず、はじめに能代市長、齊藤滋宣氏から来賓挨拶がありました!
「環境の時代と言われる今、一人ひとりが、美しい自然を大事にしながら、地球という大きな惑星の中で、我々が何をしていかなければいけないかを考える。そういう取組になっていけば大変ありがたいと思います。」また、「高校生という時期に環境活動をされて、報告会を開催するとは素晴らしいこと。環境問題に関心の高い皆さんが参加され、開催できることを大変うれしく思います、感謝申し上げます。」と述べられていました。
そして…高校生の活動報告の前に…
アースデイ能代設立当初からアドバイザーを務めてきた、(株)まちづくり観光デザインセンター代表、かとうけいこ氏(北海道出身)の講演がありました。
テーマは「共感を高め行動するコミュニティへ」!
相手の気持ちが理解できないと、相手が求めていることもわからない。相手が必要としていることをそっと手伝う。その力が共感力だと思っていて、共感力が高い人は、コミュニケーション能力が高く、信頼される人、親しまれやすい人が多いそうです。
共感力を構成するものは「観察力」「表現力」「想像力」!これを身に着けていくことが地域活動に生きてくるそうです(^^)
この共感力を高めたことによって、活動が実った北海道の二つの事例も紹介していただきました。
詳細をお伝えすると、長くなるので簡単に…
特に2件目の「登別市カルルス温泉」については、共感力が強く生きた事例だったようです。
以前は7軒あった温泉旅館が3軒にまで減り、温泉街存続の危機を迎えていたそうですが、お互いをライバル視していた3軒の旅館に「ライバルではない、助け合う仲間なんだ」というところを細かく指導されたところ、お互い困っていること(人手不足、仕入れ方法等)を出し合い、助け合う方針に転化、自己投資をして改革を進めてきたそうです。結果、客が戻ってきて(増加)、今では北海道の観光地で有名なニセコや富良野のホテル経営者が視察に来るほどになったそう。北海道新聞でも連載されたそうです。
『助け合う、自分が得意なことを出し合う。』はアースデイ能代の活動にも当てはまるのではないかと話されていました。
事例を紹介したところで、「アースデイ能代における共感力アップの方策」と題して二つの手法を紹介されました!
①口コミ
②マスコミ報道
を上手に使う方法の紹介でした!ここは高校生たちも真剣に聞き入っていましたよ^^
かとう氏の講演のあとは、高校生による活動報告!
そして、この活動は脈々と受け継がれていますよ♪




昨年も4/28~29、「アースデイ能代」を行い、1日目にはペットボトル回収やフードドライブ、不要になった絵本や玩具の回収を行い、2日目は落合浜の海岸清掃を行いました。各家庭にて使われなくなった玩具回収に関しては想像以上に集まり、壊れているものでも“おもちゃのお医者さん”にて無料で修理してもらえるため、依頼して直った玩具もそこそこあったようです。
活動で集まった玩具や絵本等は、市内の保育園等に寄付をしました!
※「アースデイ能代」リポートはこちらから
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また、昨年度より行われている未利用魚を使った缶詰づくりが、今年度は実際の販売を見据えて「レトルトパウチ」づくりへ!
こちらは400パックを製作したそうです!
こちらの様子については下記のリポートをご覧ください!
→能代市常盤地域で、アースデイ能代の「未利用魚」のレトルト食品づくり♪(2024年11月掲載)
12/14に開催された「のしろまち灯り」では試験販売も行われました♪
「一人ひとりの小さな行動が地球の未来に繋がっていることを感じてほしい!」と、本業である勉学と両立しながら日々、頑張っているようです。本当に頼もしいですね(^^♪
休憩を挟んでからは、参加者全員で語る「車座トーク」!

始めはアイスブレイクということで、名前並びをして車座になり、その後、二人一組となりお互いの共通点を見つけていくというワーク♪




かなり盛り上がっていましたよ(^^) 一番共通点を多く見出したのは「まきこ、まさと」チームの13個!
この日の参加者は打ち解けが早かった。
和やかになってきたところで、本題のトークに入ります。




チームを4つに分けて、まずは「身近な環境を守り、あなたがしていること」というテーマで話し合い!
話し合いの前に、かとう氏から注意点が!

このような話し合いでは、まず、相手を気持ちよくさせることが肝心!「傾聴力」の高め方4選の説明がありましたよ。
たった一人の人にも伝えれない、伝わらないことは、100人(複数)の人には当然、伝わりません!とのことでした。
確かにそうかもしれないなあと…人に話を伝えるって難しいですよね。自分目線で話してしまったら、まず、伝わらないのではと感じてきました。
さて、皆さんの話し合いを見ていると、積極的な発言があちこちでありましたよ。


各グループで出た内容を全体共有しました。
・みかんの皮を刻んで畑の肥料にしている。
など他にも普段から意識している沢山の行動がありました。一番多かったのは「節電」でした!
この後、もう一つのテーマ「アースデイ意識が高い能代市民を増やす手法は?」で話し合いが始まりましたよ^^
いきなりジャンプアップしたテーマになったかも…

じっくり考える時間も与えられました♪


各グループで話し合ったあとは、全体共有で高校生が発表しました。
まだまだ聞きなれない「アースデイ」という単語!この言葉を広く知ってもらうことも大事なのかもしれませんね(^-^;
このあと、来年度の活動計画も発表されましたよ♪


2025年度の「アースデイ能代」開催日は4月26日(土)~27日(日)に決定!昨年と同様の内容のほか、新たに廃棄物で作られた恐竜や秋田犬のオブジェも登場するようですよ!楽しみです♪
参加者の方からは、質疑や感想を述べてもらう時間に、こんな意見もありました。「4月開催でまだ先のような気もするだろうけど、今からでも、ペットボトルのキャップを一つでもいいから持って遊びに来てください。と、SNSで情報発信していったら良いのではないか、早いにこしたことはないよ。」という意見も出ていました。

こちらは、アースデイ能代のSNSアカウントの紹介スライド!
ぜひ、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
ちなみにFacebookアカウントはこちらからクリックしてみて下さい♪→@アースデイ能代
そして最後にかとうけいこ氏から総評です。

あまりメジャーな言葉ではありませんが…
これを交互にバランスよく行うことで、その人に力もつくし、ひいては地域が豊かになると思っています。
“助けて”と声をあげることは恥ずかしいことではありません。何かに向かって頑張っている人が声をあげるから効力があるのです。何もしていない人が声をあげても誰も振り向かない。
皆さん、受援力を身につけて、活動の輪を広げていきましょう!
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この日、集まった参加者の皆さんも、この先の活動に向けて沢山の話し合いができましたね(^^♪
この日の報告会に参加し、今後、さらにお仲間が増えると嬉しいですね♪
「アースデイ能代」の来年度の益々の飛躍をお祈りいたします!!
以上、能代市上町地域から「アースデイ能代」報告会の様子をお届けしました!
●おまけ

を受賞しました♪


未利用魚を利活用したブイヤベースのレトルトパウチが会場に展示されていました。パッケージがユニークですね♪
当日は、タコやイカをさばいたり、玉ねぎの皮むきを永遠に続けたりと、実行委員メンバーはとても頑張っていましたね(^^♪