3月15日(金)、由利本荘市笹子地域の笹子公民館にて、今年度3回目となる郷土料理教室が開催されました^^
笹子地域づくり実行委員会が、地元の食材や珍しい食材が揃うと行う不定期の催しです♪
前回の様子はこちらからご覧ください→由利本荘市笹子(じねご)地域で「サメを使った料理教室」が行われました♪
テーマは“昔懐かしい郷土料理” どんな内容なのか気になりますねぇ。
それでは、当日の様子をお伝えします!
「今日作る料理は昭和30~40年代に食べていた料理ばかり」と、毎度講師を務める山内さん(写真左)
それにしても、いつもよりお品書きが多いような気がしました。特別に何かあるのでしょうか。。。
前回の料理教室のテーマだった「アブラツノザメ」!!
今回も山内さんが、由利海岸で取れたものをわざわざ、にかほ市の魚屋さんから仕入れてきたそうです。生を見れるとは思ってもいませんでした(^-^;
そして、この日はなんと「イルカ」を食するというテーマでした。
笹子地域は豪雪地帯!
その昔、作物が収穫できない冬期間は、県南部からイルカを買い付け、よく食していたそうです。
イルカを料理していると、その独特のにおいが換気扇から外に流れてきて、「あら、あそごの家、イルカ煮でらな」とすぐに分かったものだったとか。頻繁に食べていたそうです。
現在は、なかなか入手できないし、かなりの高級品になってしまったとかで、今回、こうして十数年ぶりに「イルカ汁」を食べようとなったそうです。
ジャガイモ、人参にゴボウやネギを入れ、野菜のうまみを十分にイルカの肉にしみこませ、しょうゆ、砂糖で味付けしていました。
その傍らでは、湯がいたサメの身をほぐす作業にいそしんでいるお母さんたち。「結構、細かい作業なのよ!」
今回が2回目のサメ料理ということもあり、かなり手慣れている感じでしたよ(^^)
さらに、間もなく山菜シーズンということで、前日に実行委員メンバーが隣町から“ふきのとう”を採取してきたそうです。
笹子地域では、3月に入ってから気温が低い日が続いたこともあり、まだ見当たらないそうですが…
葉っぱを天ぷらにして、塩でいただくのが一番おいしいとのことで、さっそく揚げていましたよ。
また、50個分のフキノトウの実は、「バッケみそ」になりました♪
今年の初物とか。
春を感じることができる山菜メニューも、たくさん用意されていましたよ(^^)
昨年春に採取してを塩蔵していた「ワラビ」も準備されていました。
塩抜きして、そのまま食べても美味ですが、この日はショウガやニンジンを加えて麵つゆを入れ、浅漬け風に♪
笹子地域で採れる山菜は、朝晩の気温差が大きいこともあるそうですが、とにかく太くて立派で、とてもシャキシャキしています。
塩蔵したものでさえ、くにゃっとしている感じがないのです!
このことを知っている地域外の方々は、毎年5月に笹子地域づくり実行委員会が主催する「山菜まつり」に笹子の山菜を求め、はるばるやってきます(^^♪
(参考)→ 由利本荘市笹子(じねご)地域で、4年ぶりに「山菜まつり」を開催♪(2023年5月掲載)
テーブルの上に所狭しと料理が並びました。
すべての料理が揃ったところで、お決まりの皆で試食会です♪
写真の真ん中あたりに、なにやら怪しい学生さんが写っていますね(^-^; 実はこの日はテレビ撮影のロケも兼ねていました。
皆さんもテレビでご覧になったことがある方ではないでしょうか。それもあってか、今日は豊富なメニューだったのかもしれませんね。
皆さん、イルカ汁を懐かしがって食していましたが、なんだかんだ言っても、やはり笹子は山の恵みの宝庫!
ふきのとうの天ぷらや、ワラビやウドに人気が集まりました(^-^;
「山菜はやっぱり採れたてが一番おいしい!私らは、家のすぐ裏にいけば山菜が採れる、だから急な来客があってもメニューに困らないのよ。これが日常の食生活なのよ♪」
お母さんたちは、誇らしく地域の自慢を話してくれました。
最後は、これまたお決まりの記念撮影♪
皆さんの笑顔が素敵でした(^^)/
笹子の皆様、たくさんのご馳走ありがとうございました。
次年度も、笑顔あふれる料理教室が続くといいですね(^^♪
●おまけ
実はこの日は、秋田朝日放送で毎週土曜日9:30から放映されている「サタナビっ」のロケ日!
「あきた元気ムラ!キャンパス」と謳って、各地の元気ムラを紹介していただいたシリーズの最終回になります。
元気ムラSNSで告知しますので、ぜひ、ご覧ください♪
★あきた関係人口会議Webサイト「あきコネ」でも紹介いただいています♪★
→【3/30(土)9:30放送!】サメ・イルカの食べ方教えます!笹子(じねご)の郷土料理教室の様子が「サタナビっ!」さんでオンエアされます!