由利本荘市笹子(じねご)地域では、季節の旬の食材を使った料理教室を開催しています♪
(前回の教室はこちらから→由利本荘市笹子(じねご)地域で“山菜料理教室”♪)
今回は、サメを入手できたということで、早速、皆さんが集まり講習会を行ったそうですよ。
講師は、いつも通り、地域住民の山内さん(上写真、真ん中下の男性)です。
笹子地域づくり実行委員会からの提供写真でお届けします!

   
サメをさばいたのは、もちろん講師の山内さん(^^)

その昔、笹子地域では、冬場によく「サメ」が食されていたそうです。
   


中でも、さめの肝を使った「のた和え」は参加された皆さんが懐かしさを感じる珍しいものだったとか。
笹子では訛って「のたや」と言われていたそうですよ^^


    


山内さんがサメを調理している間、お母さんたちは、ほかの食材の準備や副菜づくりを和気あいあいと楽しんでいたよう♪


サメはきれいに細分化され、
   
お刺身やみそ田楽になりました(^^♪
この日の調理は、サメのあらゆる部位を有効活用!骨も軟骨で食べやすかったようで、捨てる部分はほとんどなかったそうです。

その昔、物流も今のように進んでいない時代に、冬場のタンパク源の確保のためなのか、各家々で、ぶつ切りのサメを焼いてベンケイ(わらを束ね、筒状にしたものを棒の先につけたもの)に刺して保存食にしていたそうです。
古くは、三陸で水揚げされたサメを樽に入れて内陸に運んだ記録もあるそうですよ!
笹子の山奥まで運ぶのに何日かかったんだろう?サメは特に鮮度が命だからなあ」と、実行委員会の佐藤会長は思いを馳せていたようです。


当日の参加者は、昔サメを食した世代がたまたま集まり、サメ談義でにぎやかだったそうです♪
最近は、ほとんどサメを食する機会もなく、忘れられた存在になりかけていたそうですが、幼き頃の食文化に触れることができた良い機会になったとか^^
豪雪地帯でもある笹子地域。冬場(農閑期)は住民が集まる機会も少ないなか、こうして地元の食文化を楽しみながら談義に花を咲かせることができる場は貴重なものですね。
早くも、次の珍食材の料理教室に向けて準備が進んでいるようですよ(^^)
次回は、ぜひ、現地リポートでお伝えしたいと思います!

以上、地元提供写真で由利本荘市笹子地域からお届けしました(^^♪