9月2日(土)、大館市の田代体育館(グリアス田代)で
「あきた元気ムラ大交流会 2023 in おおだて」を開催しました!

大交流会は、秋田県内で地域づくりに取り組む皆さんが一堂に集まり、
交流を通じて新しい活動のきっかけをつくる場です。
県内から約200名の方が大館に集まりました。
今年の大交流会はコロナ禍で中断していた「試食交流会」が4年ぶりに復活!
前編・後編に分けて、リポートします!

   

スローガンは「 ワンちーむ元気ムラ!ワンだふるおおだて! 」。
司会は、フリーアナウンサーの長谷川真由美さんです♪

●伝統芸能「山田獅子踊り」

開幕のアトラクションは、大館市山田地域に慶長7(1602)年に伝わったと言われる「山田獅子踊り」。
毎年お盆には、豊年万作、無病息災を祈り、山田地域で奉納されます。

 
今回は、演目の中から棒術、獅子踊りが披露されました。
勇壮な踊りに、参加者の皆さんも拍手喝さいです(^^)

●大館市元気ムラ集落の活動紹介

まず、大館市の3つの元気ムラ集落の活動発表が行われました!


●釈迦内地区まちづくり協議会(発表:釈迦内小学校の6年生、4年生の皆さん)

  
釈迦内地区からは、釈迦内小学校の児童の皆さんが、「釈迦内サンフラワープロジェクト」について発表しました!
地域の人たちと一緒に育てたひまわりの種から、ひまわり油、ドレッシングを作って販売しています。
その収益を昨年はウクライナに全額を寄付し、今年は老木となった釈迦内小学校の桜の管理費にあてるそうです。
「ひまわり活動でお世話になった人にお礼のお手紙を渡すと、とても喜んでくれるため嬉しい」と、
ひまわり活動を通じて感じたことを発表してくれました♪

●大葛地区青若会(発表:嶋田昌歌さん)

大葛地区の各集落の青年団員、出身者20人(30~70代)で構成される大葛地区青若会。

旧大葛小学校グラウンドに鯉のぼりを設置、大葛地区ライトダウン(節電)キャンペーン、
大葛地区盆踊りカラオケ花火大会、木育イベント「おおくぞフェスタ」といった地域イベントの開催に加え、
ヘーゼルナッツ栽培や大葛産のそばを使った乾麺「比内大葛プレミアム」の販売と様々な活動を行っています。
こうした活動を通じて、会員の団結力も深まり、昨年の大雨災害の際も行政の力をかりる前に、
トラクターを使って土砂を寄せるなど、自分たちで災害対応にあたったそうです。
「活動を通じて、人のつながりを強め、大葛から元気と勇気を発信したい」と話していました!


●山田部落会(発表:赤坂実さん)


山田部落会で運営する小さな商店「Storeたんひ(すとあたんひ)」。
令和3(2021)年にオープンした商店は、ワークショップから出た住民の声をもとに作られました。
商品の仕入れや弁当の販売など、今までやったことのない挑戦の連続でした。
足りない資金は、地域住民に寄付金をつのるなど、住民が「おらほの店」と感じ取られるよう取り組んできました。
併設している「カフェACCO(あっこ)」は、だれでも気軽に立ち寄れるよう、マイコップ棚を作りました。
田んぼの農作業の帰りに立ち寄ってコーヒー一杯飲んだり、
80代の夫婦が連れ立って飲みに来る姿をみると、店を作ってよかったと感じるそうです♪
「地域づくりの一環として住民から必要とされる施設でありたい」と話していました!


●陽気な母さんたちの挑戦
 
事例発表を締めくくるのは、大館市の直売所「陽気な母さんの店」の石垣一子さん。
平成13年にオープンし、今では、秋田県内でも有名な直売所として人気です。
20年を超える活動は、母さんたちの努力の足跡でもあります。
「地域を元気にするために、どういう活動をしていくか」
「担い手に「後を継がせてくれ」と言われる農業経営にするにはどうすればいいか」
勉強と実践をくりかえし、様々な人と連携してきたそうです。
石垣さんの発表に、参加者の皆さんも熱心に耳を傾けていました!


●試食出展団体の紹介

事例発表の後は、次の試食交流会の出展団体の皆さんが、
持ち寄った郷土料理や特産品のPRを行いました!



後編に続きます!

※後編のリポートは次のリンクからご覧ください♪
4年ぶりに“試食交流会”復活!「あきた元気ムラ大交流会2023 in おおだて」を開催!~後編~