その昔、物流も今のように進んでいない時代に、笹子(じねご)地域では、冬場によく「サメ(主にアブラツノザメ)」が食されていたそうです。冬期間のタンパク源の確保のため、各家々でぶつ切りのサメを焼いて、ベンケイ(わらを束ね筒状にしたものを棒の先につけたもの)に刺して保存食にしていたそうです。

 現在では入手が困難な食材ですが、たまたまサメが手に入ると(東北地方では主に1、2月)、有志住民が集まりサメを使った料理教室が開催されています。中でも、さめの肝を使った「のた和え」は、参加された皆さんが懐かしさを感じるくらい珍しいものとなっています。地域の皆さんは、完成した「のた和え」を食しながら、和気あいあいと昔話で盛り上がり、交流を深めています。
 
 豪雪地帯でもある笹子地域。冬場(農閑期)は住民が集まる機会も少ない中、こうして地元の郷土料理を楽しみながら談義に花を咲かせることができる場は貴重な交流の機会になっています。



令和8年7月掲載

【関連リンク】産地直送ブログ
由利本荘市笹子(じねご)地域で「サメを使った料理教室」が行われました♪(2024年2月掲載)


 

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