平成17(2005)年3月、市町村合併により、新湯沢市が誕生しました。
  それに伴い、各地域に自治組織が発足し、院内地域でも、地域の課題解決を図りながら、個性豊かな町づくりの推進に寄与することを目的に「院内地域づくり協議会」が発足、院内地域の各種団体や各町内会の代表など、やる気のあるメンバーを中心に結成されました。

 介護施設の誘致活動、院内石切り場跡の整備、敬老会の実施や環境整備、各種イベント事業を行ってきています。
 また、平成20(2008)年からは、院内地域の風景や観光地等の写真を地域内外に広く公募し、ふるさとカレンダーを毎年制作していて、売上の一部は活動費にあてられています。協議会だよりも年3~4回発行していて、全戸に配布されています。
 さらに令和3(2021)年には、地域内で活動する団体が先頭にたち、地域が抱える様々な課題を解決するため「院内の将来像2021」を策定、環境資源保全部会、歴史と魅力創造部会、人的交流促進部会がそれぞれ、行動計画に基づき、“院内がワクワクドキドキする”事業を展開しています。
 同じくこの年、地域の拠点である地区センターの老朽化にかかる市の公共施設再編計画が前年に策定されたことを踏まえ、「地区センター機能移転にかかるアンケート」を住民向けに行いました。これを基に「新院内地区センター建設等検討委員会」を設け、地域住民と意見交換を行い、令和5(2023)年、新院内地区センターの建設に向け、市当局に要望することになり、独自の10年後の院内ビジョンの礎が出来上がっています。

令和5(2023)年11月掲載

■参考文献
歴史を刻む銀山と関所の町 院内/編『過疎集落自立再生対策事業実行委員会
(特定非営利活動法人 おがちふるさと学校、秋田まるごと地球博物館ネットワーク、院内地域づくり協議会)』


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(2023年11月掲載)

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