秋田県南部に伝わる郷土料理「こざき練り」。「こざき」とは砕けた米のことを言います。
湯沢市の院内の内町、御屋敷町内では、人が集まると、よく出てくる郷土料理です。
お米を使ったスイーツで、秋田県内では、似たような料理が各地域に伝わっていて、呼び方も様々。「あさづけ」とも呼ぶ地域も多く見られるます。
内町、御屋敷地域の「こざき練り」は、洗ったうるち米ともち米(2:1)を水に浸して時間を置き、そのあと水切りしてすり鉢で米を砕くのが特徴で、米のツブツブした感触を残して作られます。水を加えて鍋に移し火にかけます。かき混ぜながら中火でトロトロになるまで煮詰めます。そこに砂糖、塩、酢を加えてかき混ぜながら練ります。鍋の火をとめ、あら熱を取ったら冷蔵庫で冷やし完成です。お好みで、キュウリや果物をトッピングします。
女性たちの集まりの場での持ち寄り料理ともなっています。
令和4(2022)年2月掲載
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