大館市の中野地域は、中野上、中野中、中野下の3班で構成され、中野町内会が活動しています。地域内にある高齢者センターに作られた市営の中野温泉も、町内会の働き掛けで実現したもので、現在も住民の憩いの場として活用されています。
中野高齢者センターへの温泉建設は、先人の住民の尽力で実現しました。町内会長(平成22年度)の立石勇喜さんは「せっかく復活させた事業は今後も継続させていきたい」と話します。
町内会では、元旦に総会を開いて年間スケジュールを決定します。主な内容は自然環境について。雪国では欠かせない流雪溝の整備や、道路のクリーンアップ、国の環境保全事業などを進めています。
また、冬場の除雪や備品の簡単な修繕作業は、町内会の運営委員が、職業や得意分野を活かして行います。困りごとがあっても、たいていのことは町内会で解決できるのが強みです。
中野町内会は、平成22(2010)年度秋田県元気なムラづくり“チャレンジ”支援事業の対象組織に選ばれ、長い間途絶えていた「中野盆踊り」を10年ぶりに復活させました。この他、中野七夕に飾る絵灯籠を作る「絵灯籠描き講座」や「絵灯籠コンテスト」を開催しています。
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