画像:「芋がら」のにんにく和え

 湯沢市小野地域では、「芋がら」を使った料理が郷土食として親しまれています。

 芋がらとはサトイモの茎の部分のこと。雪深い湯沢の雄勝地方では、干した芋がらは、冬期間の大切な保存食でした。芋がらを使ったさまざまな料理が伝統食として受け継がれています。

 ご紹介する「芋がらのにんにく和え」の材料は、皮をむいたサトイモの茎を乾かしたものです。乾燥して固くなっている芋がらを、お湯で戻し食べやすい大きさに切り、すりつぶした豆腐、胡桃、砂糖、味噌、ニンニクで合えれば出来上がりです。

 ふわふわした豆腐とサクサクとした食感の芋がらが、味噌と砂糖で味付けされ、ニンニクの味がアクセントとなって、ピリッとひきしまった食感を楽しめます。秋田の県南地方は甘みの強い味付けが特徴。砂糖のさじ加減が、それぞれの家庭の味の決め手となっているようです。

平成23(2011)年4月掲載

こちらの記事もおすすめです

味噌たまり

   日本の代表的な調味料、醤油の原型といわれる「味噌たまり」。湯沢市小野地域では、多くの家庭で自家製の味噌と味噌たまりを作っていました。現在でも、直売所やスーパーで他の調味料と並んで売られています。  味噌たま...

郷土料理

かあちゃん笑店

  湯沢市小野地域では、地域の有志のお母さんたちが集まり、4月から12月の毎月第3金曜日に「かあちゃん笑店(しょうてん)」を開催しています。  『人が集まる場所を作ること!』をコンセプトに、地域に賑わいを創り出すことを目...

買う

地域活動

直売所

がんばるムラ人

小野地域づくり協議会の活動

 小野地域づくり協議会は、旧雄勝町と湯沢市の合併をきっかけに、地域の活性化と住民主体のまちづくりを支援するため組織されました。小野地域にある18の町内会によって構成され、各町内会長や各種団体の代表、地域から公募し...

地域活動

地域団体