画像:「芋がら」のにんにく和え

 湯沢市小野地域では、「芋がら」を使った料理が郷土食として親しまれています。

 芋がらとはサトイモの茎の部分のこと。雪深い湯沢の雄勝地方では、干した芋がらは、冬期間の大切な保存食でした。芋がらを使ったさまざまな料理が伝統食として受け継がれています。

 ご紹介する「芋がらのにんにく和え」の材料は、皮をむいたサトイモの茎を乾かしたものです。乾燥して固くなっている芋がらを、お湯で戻し食べやすい大きさに切り、すりつぶした豆腐、胡桃、砂糖、味噌、ニンニクで合えれば出来上がりです。

 ふわふわした豆腐とサクサクとした食感の芋がらが、味噌と砂糖で味付けされ、ニンニクの味がアクセントとなって、ピリッとひきしまった食感を楽しめます。秋田の県南地方は甘みの強い味付けが特徴。砂糖のさじ加減が、それぞれの家庭の味の決め手となっているようです。

平成23(2011)年4月掲載

こちらの記事もおすすめです

道の駅おがち「小町の郷」

  道の駅おがちは、湯沢横手道路の雄勝こまちインター近く、国道13号線沿いにあります。広い駐車場があり、すぐそばには小野小町と深草少将が眠ると伝わる「二ツ森」の塚があります。  小町の「市女笠」(いちめがさ)をモチ...

買う

直売所

東鳥海山

 湯沢市小野地域から北東方向を見ると、三角形の形が綺麗な「東鳥海山」が見えます。標高は777m、文字通り東の鳥海山として付けられた名前です。小野地域では鳥海山のことを「西鳥海山」と呼ぶこともあるそうです。下から見て...

自然・施設

ビューポイント

小野地域づくり協議会の活動

 小野地域づくり協議会は、旧雄勝町と湯沢市の合併をきっかけに、地域の活性化と住民主体のまちづくりを支援するため組織されました。小野地域にある18の町内会によって構成され、各町内会長や各種団体の代表、地域から公募し...

地域活動

地域団体