平成20(2008)年に廃校になった、大館市の旧山田小学校の校舎を利用し、「株式会社しらかみフーズ」が生ハム工場を運営しています。平成21(2009)年、東京在住の実業家、根田哲雄さん(大館市出身)が、ふるさとの秋田県に貢献したいという思いから立ち上げ、首都圏と全国の飲食店及び個人消費者に出荷する生ハムを作っています。
生ハム作りには、冷涼な大館市山田地域の環境と、旧山田小学校の校舎の日当たりのよさ、そして、校舎の前を遮るものが何もないという風通しのよさが適していると言います。
しらかみフーズの生ハムは天然海水塩以外の添加物は使用しておらず、塩漬けにした豚肉は、低温乾燥した工場2階で、南に面した窓から差し込む光を浴びながら長期間熟成させます。それにより保存性に優れた生ハムができあがるそうです。
しらかみフーズでは、生ハム作りの土台となる「血抜き」と「塩漬け」を体験できる「原木オーナーの会」を冬期間に開催し、オーナーも募集しています。
●住所:秋田県大館市山田字寺下24
●電話:0186-54-0022
こちらの記事もおすすめです
山田地域の歴史
迷路の町並みに残る中世の山田 大館市山田地域を一望できる高台にある八幡神社は、通称「勝山八幡」と呼ばれています。 戦国時代、勝山越後三郎という地侍が治めたこの場所には「山田館」と言われる城がありました。旧山田...
歴史
地域の歴史
山田地域の活動の歩み
平成21(2009)年から本格的に地域おこし活動を始めた山田地域。この年から始まった軽トラ市「山田“菜”発見市」は住民が一人一役を担う場となっていて“自分たも主体になろう”という活動の連鎖が起きていました。この軽トラ市は1...
地域活動
地域団体
GBビジネス
篤農家 浅利菊松翁
浅利菊松氏は「菊松翁」の名で知られる大館市山田地域生まれの篤農家です。78年間の記帳や64年間の気象観測などの功績が認められ、秋田県文化功労章の表彰を受けました。 祖父・寅松氏から農業と天候の密接な関わりを教えら...
歴史
地域の偉人