仙北市田沢地域では、希少価値の高い「田沢ながいも」が栽培されています。その味は他の地域の長芋と比べて「粘り」「コク」の強いもの。どちらかというと山芋に近い力強い味となっています。
この「田沢ながいも」独特の力強い味には、生産する土壌が大きく影響しています。田沢地域、それも玉川の西側はかつての玉川の流路だったこともあり、他の地域よりも砂地が多く、かつ長い年月の経過で土がバランス良く混ざるようになりました。そんな地元の土壌が、ながいもの生育に適しており、この環境でなければ同じ味わいを出すことは困難といわれます。
生産場所が限られるため、生産する農家も限定される上に個人販売が主であり、粘りとコシのある幻ともいえる逸品を入手するのは容易ではありません。
※毎年11月に仙北市商工会主催の「まぼろしの田沢長芋まつり」が開催されるので、是非、貴重な田沢ながいもをご購入ください。
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