仙北市田沢地域では冠婚葬祭時に口取りとして作られてきた「ゆべし」というお菓子があります。見た目は“かまぼこ”のようですが、「ゆべし」は「恵比寿(えびす)」がなまったものとされていて、おひな祭りに恵比寿様をかたどって作ったのが由来とも言われています。
「ゆべし」は何種類かの味があり、主な材料は、もち粉、砂糖、水ですが、これに地域の特産“田沢ながいも”やごま、きなこ等を加えて作られています。もち粉が入るので食感はモチモチとしていて歯ごたえがあります。
秋田県内には、この「ゆべし」と似たようなお菓子が各地域にあり、呼び名もそれぞれ異なるようですが、どれも主材料は自家栽培で保存がきくもの。先人達の知恵で作られてきた田沢地域の「ゆべし」は、時代が変わってもなお、節目の行事に作り続けられています。
こちらの記事もおすすめです
大山荷葉梵天
仙北市田沢地域の中心部で響くお囃子の音。そして威勢の良い男たちの掛け声。毎年8月17日、大山荷葉梵天(おおやまかようぼんでん)が賑やかに行われます。梵天は、秋田県内で広くみられるもので、太平山三吉神社が特に有名...
伝統行事
田沢地域運営体「荷葉」
仙北市の「地域運営体」とは、地域の自主的、主体的な活動を市が支援している地域団体です。各地域にサポートセンターを設置し、直接仙北市の職員が住民の要望を聞き、その自主的な活動を支援しています。 田沢地域では「...
地域活動
地域団体
茶立ての清水直売所とお花畑
仙北市田沢地域を通る国道341号線沿い、茶立ての清水向かいの広い駐車場内に「茶立ての清水直売所」があります。 以前は田沢地域に直売所はありませんでした。田沢地域と生保内地域の農家有志で資金を出し合い、旧田沢湖町...
自然・施設
直売所