江戸時代の紀行家・菅江真澄(すがえますみ)が『月の出羽路 仙北郡』編集にあたって、村や集落の長、寺社などに、地域の歴史や成り立ちなどの提出を依頼しました。その時に提出されたのが、この太田村(現・大仙市)の神社仏閣の報告書です。
神社や寺院で行われていた例祭日(お祭りの日)、世帯数、人口、馬の数などが記載されており、その当時の太田村の状況を伺い知ることが可能な貴重な資料です。『仙北郡太田村神社仏閣小村書上』は、大仙市の有形文化財に指定されており、大仙市の小神成(こがなり)地域の隣、金井伝(かないでん)に伝えられています。
■参考資料
『太田町の文化財と歴史』太田町歴史調査まっぷ
こちらの記事もおすすめです
小神成の歴史~検地と古地図~
「小神成(こがなり)」地域からすぐ斉内川をはさんで旧中仙町には「大神成(おおかんなり)」地域があります。この2つの地域は、その名前の通り深い関係がありました。大神成から分家していったのが「小神成」なんだ、と地元の方...
歴史
地域の歴史
小神成地域の小正月行事
2月の中旬、大仙市小神成地域の田ノ尻集落で小正月行事が行われます。 田ノ尻集落の小正月行事は、現在は「雪中田植え」「天筆(てんぴつ)行事」「紙風船上げ」などの行事が一挙に行われています。現在のまつりの元となっ...
伝統行事・イベント
小正月行事
画聖「鈴木空如(くうにょ)」
世界文化遺産である法隆寺にある「法隆寺金堂壁画模写」で世に知られる鈴木空如は、明治6年(1873年)、現在の大仙市太田町小神成(こがなり)地域で生まれました。一生を清貧に過ごし清廉潔白な人物として有名で、その生き方と...
歴史
地域の偉人