画像:佐々木重郎左エ門農園

 大仙市半道寺地域の上大野集落に、さくらんぼやじゅんさいを栽培し、販売している「佐々木重郎左エ門農園」があります。

農園を管理している佐々木重美さんは主に稲作を行っていました。15年前、さくらんぼ狩りに行った重美さんは、自分もさくらんぼ狩りの場を運営できるだろうかと考え、栽培を始めました。さくらんぼが佐々木重郎左エ門農園の原点といえます。
 
その後、じゅんさい、マイタケ、なめこ、ブルーベリー、うど、あけびなど、どんどん作物の種類を増やし、現在は7町歩の田畑に作付けしています。なめこなどのキノコの栽培は半道寺地域の上大野地域にある農園の販売所敷地内で行っています。
 
農園では、季節に合わせて摘み取りなどの体験も行っています。6月末頃はさくらんぼ、7月はブルーベリーのほか、子供たちの夏休みに入った頃にカブトムシの木登り大会も行っています。また、じゅんさいの摘み取り体験を行うため準備が着々と進められています。
 
さくらんぼの花が咲く頃には、地元の幼稚園から園児が見学に訪れるそうです。
佐々木さんは「農園に来たお客さんが楽しんでくれることが、農園を運営していて良かったこと」と話してくれました。自分自身も仕事を楽しむことを心がけているため、木の橋を通したり、木を植えたりと、農園の装飾は趣味を兼ねて楽しんでいます。
 
四季折々の風景を楽しめる「佐々木重郎左エ門農園」は、6月から10月まで運営しています。農園で育った季節の作物にぜひ会いに来てみてください。
 
平成27(2015)年3月掲載
 
【お問い合わせ】重郎左エ門農園
●住所(販売所):秋田県大仙市土川字上大野
●電話:0187-75-1584
     090-6851-1584(管理者:佐々木 携帯)
●営業時間:8時~18時

【関連リンク】産地直送ブログ
大仙市・半道寺地域の「佐々木重郎左エ門農園」で続々と春の摘み取り体験が行なわれます! (2015年5月掲載)

こちらの記事もおすすめです

宝泉寺と黒沢城址

 大仙市半道寺地域の北に位置する小高い山の中腹に「宝泉寺」があります。    享保17(1732)年に建築された寄棟造りの本堂は、平成13(2001)年12月に大仙市の有形文化財に指定されました。境内には「姿見の池」があり、「...

歴史

史跡

甘酒さん子と申松塚

 戦国時代、織田信長や豊臣秀吉などの有力大名が天下を統一しようとしていた頃、大仙市の半道寺地域は、角館を中心に勢力を持っていた戸沢氏の支配下にありました。    戸沢家18代当主の戸沢盛安は「鬼九郎」と呼ばれ、領内...

歴史

史跡

半道寺自治会の取組

 三世代交流会館を拠点とした交流の場づくり  大仙市の半道寺自治会は、9集落の住民からなる認可地縁団体で、平成25(2013)年に総務省と大仙市の支援を受け、「半道寺地域づくり・人づくり・未来づくり事業」に取り組みまし...

地域活動

地域団体