にかほ市の旧釜ケ台小中学校から道路を挟んだ向かい側、プールの裏手に小さな土俵があります。その向こうの小高い丘の上には、神様として祀られている巨石があります。
この土俵を使い毎年、地元では「二十日盆」と呼ばれる8月20日に、奉納相撲が行われます。
夕方頃、小、中学生が集まってくるといよいよ奉納相撲の始まりです。
まずは神様へ参拝した後、総当たり戦が始まります。勝っても負けても賞品を貰えますが、勝った人が先に好きな賞品を貰えます。また、勝ち抜き戦では、5人抜きした人にちょっと豪華な賞品が用意されているので、子どもたちも張り切ります。
そんな賑やかな様子を見守る地元の大人たち、シートを敷いて重箱にいれた弁当を食べながら、楽しく相撲を見物します。お酒を飲みながら、のんびりとした心地よい時間が流れていきます。
土俵のそばには、明治以前と言われる街道跡がその形を綺麗に残しており、今はちょっと奥まった場所にあるこの神様と土俵が、かつては街道沿いで旅人を見守ったことが伺えます。
相撲が終わってほどなく、夜の闇が濃くなるころ、釜ヶ台多目的集会施設では、「釜ケ台番楽」がはじまります。
こちらの記事もおすすめです
冬師湿原
にかほ市・冬師集落の南側には、約260ヘクタールにおよぶ「冬師湿原」が広がっています。 雪解けのころ、スプリングエフェラルメを代表するミズバショウが一斉に開花する「冬師湿原」は、数多くのカメラマンを魅了しています。...
自然・施設
ビューポイント
山神社(薬師神社)・御獅子神社と祭典
県道285号線沿い、にかほ市・釜ケ台集落と道路を挟んで向かい合うように「薬師神社・御獅子神社」の看板があります。さらに、その隣には「山神社」の標柱があります。 その向こうにある小高い丘にあるのが、「釜ケ台のお獅...
伝統行事・イベント
伝統行事
沼エビ
にかほ市・冬師集落の南には約260ヘクタールにおよぶ広大な冬師湿原があります。鳥海山の大噴火による山体崩壊で押し寄せた岩石が河川をせき止め、湿地帯や無数の湖沼が生まれたと考えられています。 冬師・釜ケ台地域...
食
その他