白瀬矗は、文久元年(1861年)に、にかほ市金浦地域の浄蓮寺に生を受け、11歳の頃に寺子屋で北極の話を聞いたことをきっかけに探検家を目指すようになります。
成人してから陸軍に入隊し、その後、千島での過酷な越冬生活を乗り越えます。
北極点到達を目指していた白瀬でしたが、明治42年(1909年)、アメリカの探検家が北極点到達に成功したため、白瀬は目標を南極へ切り替え、南極点の突破を試みました。一行が南極大陸の南緯80度05分、西経156度37分に到達したのは明治45年(1912年)1月28日のことで、その地点に日章旗を立てて、その一帯を「大和雪原(やまとゆきはら)」と命名しました。
白瀬の生まれ故郷である金浦地域では、白瀬の功績を称え、毎年1月28日に「白瀬中尉をしのぶ集い」を開催し、約2.5Kmの雪中行進を行うなど、白瀬中尉に関する様々な行事を開催しています。
平成28(2016)年3月掲載
こちらの記事もおすすめです
日本海の美しい景観 金浦漁港
漁港に停まる漁船や、瓦屋根の家々、広大な日本海。にかほ市金浦地域の金浦漁港の美しい景観は、金浦地域のビューポイントと言えます。 また、金浦漁港にある「沖ノ島方角石(おきのしまほうがくいし)」は、漁師が出港可...
自然・施設
ビューポイント
大竹集落の福寿草
にかほ市金浦地域の大竹集落は、秋田県内有数の福寿草の名所で、雪どけの頃には、大竹集落のあちらこちらに、春の訪れを感じさせる黄色の花が咲き誇ります。 大竹集落に群生して咲く福寿草は、にかほ市の天然記念物に指定...
自然・施設
花・樹木
赤石集落の初午(はつうま)
にかほ市金浦地域の赤石集落で、毎年2月の初午の日に行われてきた行事です(現在は2月の第2土曜日に開催しています)。 子供たちが中心となって行われ、稲荷神社へ獅子舞を奉納した後、地域内を巡行します。 赤石集落に...
伝統行事・イベント
季節の行事