画像:小正月行事「才ノ神焼き」

 毎年1月中旬、由利本荘市中直根地域で小正月行事「才ノ神焼き」が行われます。

直根環境改善センター隣の田圃の上に、雪で作られたお堂に神を祀り、前年に収穫された稲ワラを重機を使用して、「才ノ神」を模した巨大な三角形の塊に造り上げます。

 日が落ちると神事が執り行われます。まず、雪のお堂に御神酒(おみき)が供えられ、その年の年男が才ノ神に火をつけます。炎を上げて燃える才ノ神に子供たちの成長を願うとともに、燃え具合で今年の米の出来を占います。この炎で焼いたお餅を食べると、その年一年は健康に過ごせると伝わっています。
平成22(2010)年4月掲載

【関連リンク】産地直送ブログ
中直根の才ノ神焼き&あすみ団地交流リポート(2017年掲載)
 

こちらの記事もおすすめです

年中行事「星祭り」

 鳥海山の東部山麓、標高250mに位置する由利本荘市中直根(なかひたね)地域。高原のため空に近く、夜空に輝く星々がひときわ煌(きら)めきます。 「鳥海町史」によると直根地域では年に4回も星祭りを行ったと言います。星...

伝統行事・イベント

伝統行事

中直根の歴史

  新天地を求めて北に向かう人々は、鳥海山の青さに魅せられ、引き寄せられるのでしょうか。秀峰の歴史は、各地からの来訪者・修験者たちによって彩られています。往来のドラマが、大自然を舞台に繰り広げられてきました。  中直...

歴史

地域の歴史

ピザハウス「菜五味(なごみ)」

  由利本荘市中直根(なかひたね)地域の直根環境改善センターの前に、平成23(2011)年、立派な石窯が完成しました。由利本荘市西目町の講演会で出された「石窯ピザで地域を盛り上げよう!」というアイディアを基に中直根で制...

地域活動

世代間交流