画像:板碑

 五城目町森山地域には2つの「板碑」が残っています。

 板碑とは板状の供養塔のことですが、鎌倉時代に関東地方で石を使った板状の石塔が流行し、その後、石塔タイプの板碑が全国に広まりました。

 森山地域の陽広寺にある板碑は、五城目町に残る板碑の中でも最も形が整い、「貞治五年」という紀年が刻まれています。
もう一つの板碑は森山石と呼ばれる大きな安山岩の碑で、個人宅にあるため自由な見学はできませんが、両方とも五城目町の文化財に指定されています。

令和2(2020)年3月掲載

■参考文献
『現地説明看板』

 ●所在地:南秋田郡五城目町小池字森山下83(神明社参道)

こちらの記事もおすすめです

百万遍念仏

 3月の春彼岸、五城目町森山地域の各集落で、先祖供養、無病息災を祈る、百万遍念仏が女性たちによって行われます。  野田と浦横町では、それぞれの集会所で数珠回しを行います。岡本一区は、集落の境、計3カ所で数珠をまわし、...

伝統行事・イベント

季節の行事

森山(もりやま)

 五城目町森山地域の東に位置する「森山(標高325m)」は、町のシンボルともいえる山です。山頂付近の「希望の鐘」からは、五城目の街並みが一望でき、男鹿半島、八郎潟、森吉山、鳥海山や日本海に沈む夕日を見ることもできま...

自然・施設

ビューポイント

野田郷倉(ごうくら)

 五城目町森山地域の野田集落の八幡神社には、備蓄倉に使われていた「郷倉(ごうぐら)」が残されています。昭和10(1935)年に建築されたもので、五城目町で現存しているのは、この郷倉のみと言われています。農業の歴史を物...

歴史

地域の歴史