男鹿の貴重な窯跡
男鹿中地域にある三ッ森(みつもり)集落の三ッ森会館から、滝川を挟んで対岸にあるのが三ッ森窯跡です。三ッ森窯跡は男鹿市内における数少ない貴重な窯跡です。
江戸時代末期と推定される窯跡で、陶工(陶磁器の製造を職業とする人)は「瀬戸焼バアさん」と呼ばれる女性と言われていましたが、その後の調査で「宇吉」と呼ばれた陶工であったとされます。「宇吉」は、秋田の陶芸史に残る九州生まれの「野田宇吉」でないかと推定されています。ここでは、すり鉢、茶わん、急須、かめ、深鉢などの陶器が焼かれていました。
平成26(2014)年5月掲載
■参考文献
『男鹿市教育委員会 現地説明看板』
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