お赤飯を朴の木の葉で包んだものを男鹿中地域では、「五月飯・小豆飯」と言います。
朴の木の葉は消毒の役目もあり、サランラップ代わりに使用しています。葉の香りがご飯に染みてとても美味しくなります。
昔は、初植えの日(田んぼに水を入れる日)の朝、御神酒と五月飯を「田の神」にお供えし、田植え作業の合間に家族でよく食べました。朴の木の葉が無いときは「さしどり」「フキ」の葉が使用されました。
県南地方では、きな粉をまぶしたご飯を朴の葉でくるんだ「朴の葉まんま」が多く見られますが、男鹿中地域では、赤飯をくるむことが多かったようです。
こちらの記事もおすすめです
南北朝時代の足跡「板碑」
男鹿市内には多くの「板碑」が残されています。板碑とは板状の供養塔のことですが、鎌倉時代に関東地方で石を使った板状の石塔が流行し、その後、石塔タイプの板碑が全国に広まりました。 男鹿中地域でも3カ所(山田、町田...
歴史
史跡
あんぷらにしめ
男鹿中地域の三ツ森集落で、お祝いや仏事の際には必ず作ったという「あんぷらにしめ」。 身欠きニシン、椎茸、こんにゃく、フキ、じゃがいもを使った煮付け料理です。「あんぷら」とは、男鹿では「じゃがいも」のことを言...
食
郷土料理
男鹿中地域の「ハタハタ寿司」
冬の秋田の保存食といえば「ハタハタ寿司」です。秋田の麹文化と魚が出会って生まれた、秋田の食文化の極みとも言われています。 ハタハタを三日間ほど水につけ、ぬめりをとり、血抜きをしっかりしたら、麹、ご飯、塩、酒、...
食
郷土料理