お赤飯を朴の木の葉で包んだものを男鹿中地域では、「五月飯・小豆飯」と言います。
朴の木の葉は消毒の役目もあり、サランラップ代わりに使用しています。葉の香りがご飯に染みてとても美味しくなります。
昔は、初植えの日(田んぼに水を入れる日)の朝、御神酒と五月飯を「田の神」にお供えし、田植え作業の合間に家族でよく食べました。朴の木の葉が無いときは「さしどり」「フキ」の葉が使用されました。
県南地方では、きな粉をまぶしたご飯を朴の葉でくるんだ「朴の葉まんま」が多く見られますが、男鹿中地域では、赤飯をくるむことが多かったようです。
こちらの記事もおすすめです
「さなぶり」と「作休み」
「さなぶり」とは、広辞苑によると、「田植えを終えた祝い」。日本語大辞典では「田植えの終わりに田の神を送る行事」ともあります。 農家が多い秋田県では、昔から田植え作業が一段落する6月に田植えの慰労や豊作祈願...
伝統行事・イベント
伝統行事
男鹿中地域の「ハタハタ寿司」
冬の秋田の保存食といえば「ハタハタ寿司」です。秋田の麹文化と魚が出会って生まれた、秋田の食文化の極みとも言われています。 ハタハタを三日間ほど水につけ、ぬめりをとり、血抜きをしっかりしたら、麹、ご飯、塩、酒、...
食
郷土料理
三ッ森窯跡
男鹿の貴重な窯跡 男鹿中地域にある三ッ森(みつもり)集落の三ッ森会館から、滝川を挟んで対岸にあるのが三ッ森窯跡です。三ッ森窯跡は男鹿市内における数少ない貴重な窯跡です。 江戸時代末期と推定される窯跡で、陶...
歴史
史跡