お赤飯を朴の木の葉で包んだものを男鹿中地域では、「五月飯・小豆飯」と言います。
朴の木の葉は消毒の役目もあり、サランラップ代わりに使用しています。葉の香りがご飯に染みてとても美味しくなります。
昔は、初植えの日(田んぼに水を入れる日)の朝、御神酒と五月飯を「田の神」にお供えし、田植え作業の合間に家族でよく食べました。朴の木の葉が無いときは「さしどり」「フキ」の葉が使用されました。
県南地方では、きな粉をまぶしたご飯を朴の葉でくるんだ「朴の葉まんま」が多く見られますが、男鹿中地域では、赤飯をくるむことが多かったようです。
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