画像:五月飯(ごがつめし)・小豆飯(あずきめし)

  お赤飯を朴の木の葉で包んだものを男鹿中地域では、「五月飯・小豆飯」と言います。
    朴の木の葉は消毒の役目もあり、サランラップ代わりに使用しています。葉の香りがご飯に染みてとても美味しくなります。

    昔は、初植えの日(田んぼに水を入れる日)の朝、御神酒と五月飯を「田の神」にお供えし、田植え作業の合間に家族でよく食べました。朴の木の葉が無いときは「さしどり」「フキ」の葉が使用されました。
    
    県南地方では、きな粉をまぶしたご飯を朴の葉でくるんだ「朴の葉まんま」が多く見られますが、男鹿中地域では、赤飯をくるむことが多かったようです。

令和2(2020)年8月掲載

こちらの記事もおすすめです

送り盆行事「ぼんぼん焼き」

  送り盆の行事は、県内でも地域によって色々ありますが、男鹿中地域の三ツ森集落には「ぼんぼん焼き」という行事があります。  三ツ森集落の家々の盆棚の両脇には、その年に生えた新しい竹だけが使われる「笹竹」が飾られま...

伝統行事・イベント

伝統行事

新玉の池

 男鹿三山と棚田を一望!  男鹿中地域の滝川集落を通る県道55号(寒風山道路)を、寒風山方面に向かって進むと、右側に江戸時代の紀行家・菅江真澄の標柱と一緒に、「新玉の池」が見えてきます。池の東を見渡せば寒風山が鎮...

自然・施設

ビューポイント

男鹿中の「ナマハゲ」行事

  大晦日、男鹿市の各集落では、国の無形民俗文化財であり、「来訪神・仮面・仮装の神々」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されている「ナマハゲ」が行われています。  男鹿市のほぼ真ん中に位置し、10集落で構...

伝統行事・イベント

伝統行事