画像:あんぷらにしめ

  男鹿中地域の三ツ森集落で、お祝いや仏事の際には必ず作ったという「あんぷらにしめ」。

 身欠きニシン、椎茸、こんにゃく、フキ、じゃがいもを使った煮付け料理です。「あんぷら」とは、男鹿では「じゃがいも」のことを言います。「さなぶり」の際には、メイン料理になります。
 
 昭和40年頃まで三ツ森集落では、自宅で結婚式を行っており、お嫁さんを見に行くと「あんぷらにしめ」をお土産にもらいました。
 実は、さなぶり料理の中で1番美味しくないと言われており、最後まで手がつかずに残ることから、宴会で最後まで居残っている人を「あんぷらにしめ」と呼ぶこともあります。宴会などで、「うちの父さん、あんぷらにしめだものな~」という言葉が出たら、居残り組になるのです。

 
令和2(2020)年8月掲載

 

こちらの記事もおすすめです

火山の箱庭「寒風山」

 男鹿中地域の東に鎮座する「寒風山」。標高354.8m、回転展望台からの360度の眺望や、パラグライダー体験などもできる男鹿市内で有数の人気観光スポットです。寒風山は地層観察に適したジオサイトの一つとして知られており、...

自然・施設

ビューポイント

「さなぶり」と「作休み」

    「さなぶり」とは、広辞苑によると、「田植えを終えた祝い」。日本語大辞典では「田植えの終わりに田の神を送る行事」ともあります。  農家が多い秋田県では、昔から田植え作業が一段落する6月に田植えの慰労や豊作祈願...

伝統行事・イベント

伝統行事

三ッ森窯跡

 男鹿の貴重な窯跡  男鹿中地域にある三ッ森(みつもり)集落の三ッ森会館から、滝川を挟んで対岸にあるのが三ッ森窯跡です。三ッ森窯跡は男鹿市内における数少ない貴重な窯跡です。  江戸時代末期と推定される窯跡で、陶...

歴史

史跡