秋田県の北秋田市や上小阿仁村では、大晦日や正月に「かすべなます」という郷土料理を食べる風習があります。「かすべ」とはガンギエイというエイのことです。
作り方は、茹でてから擂り鉢ですり下ろしたかすべの肝をお酢、砂糖、味噌などで味つけしてタレ状にします。そのタレに、茹でて小さく切ったかすべの身とネギや大根おろしを加えて和え、しっかりと味を染み込ませます。酢味噌の甘酸っぱさにエイのコリコリした食感が独特な味わいを出します。
昔、かすべが出回る冬場に、かすべを「ソリ」のように引きながら雪道を歩いたそうです。かすべなますは「おふくろの味」として、今も北秋田市上小様地域で、年の暮れからお正月にかけて食べられています。
平成24(2012)年5月掲載
【関連リンク】産地直送ブログ
→上小様地域の「馬道払い(うまみちばらい)」と「かすべなます」(2015年7月掲載)
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