北秋田市の前山地域の鎮守、雷皇(らいこう)神社は、雷山(かめやま)の麓に祀られていましたが、140年ほど前の天保年間に山の上に移されました。京都府にある賀茂神社の別雷(わけいかずち)神社からうけた御札を御神体としています。
毎年、春先に例大祭を行います。各町内や婦人会などの代表が集まると、神事が始まります。「子供御輿に御霊(みたま)を移す」の祝詞(のりと)が読み上げられ、子供が健やかに成長することを願い、通学の安全、学業成就を祈願します。
午後からは地域内を子供神輿が、「わっしょい」の元気な掛け声で地域を練り歩きます。道にはお父さん、お母さんの姿があり、子どもたちの安全を見守っています。こうして、子ども神輿は地域にさらなる元気をもたらしています。
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